車の用語や機能!初心者でも分かる説明一覧!

車の用語や機能の説明とは?

車には専門用語がたくさんあります。

そして、新しい技術が生まれるごとに用語と機能が増えていきます。

車関連の雑誌やサイトには専門用語がたくさん出てきます。

車好きの人や車に関係した仕事をしている人にとっては、当たり前のように使っている用語や機能でも、あまり車に詳しくない人にとっては「何のことだろう?」と意味不明になってしまいます。

これから車に詳しくない人や初心者の人にとって、なるべく分かりやすく用語や機能の説明をしていくので車の用語や機能で分からない時の参考にしてみてください。

目次

車の種類(ボディタイプ)

駆動方式

4WDやFF、FRなどの意味

エンジンの種類

・トランスミッション

オートマやミッションなどの変速機

運転支援システム

クルマ用語解説

車の種類(ボディタイプ)

軽自動車(Kカー)

軽自動車はボディとエンジン(排気量)の大きさを小さくすることで税金を安くなるモデルです。

(税金は1万800円です)

車両価格も安く、ボディが軽いので燃費性能も良いです。

国内で一番お財布に優しい車です。

特徴としてはナンバーが黄色になります。

最近では、性能の高い緊急自動ブレーキを搭載したモデルが増えてきています。

コンパクトカー

コンパクトカーは、軽自動車を除く乗用車の中で一番コンパクトなサイズのモデルです。

多くのモデルは全長が4100mm以下で、エンジンの排気量は1000cc~1500ccとなっています。

特徴としては、ボディが小さいので運転しやすく、軽自動車よりも排気量が大きいので動力性能のチカラ不足を感じにくいです。

ミニバン(1.5BOX、2BOXカー)

背の高いボディで、「3列シート」や「スライドドア」が付いていています。

多人数が乗れて、車内が広く便利な機能が多いのでファミリー層に人気が高いです。

ボンネットがある「2BOXカー」とボンネットが短い「1.5BOXカー」があります。

SUV

SUVは悪路を走るオフロード用のモデルでしたが、最近では「都会派SUV」という舗装されたオンロード用のモデルや、クロスオーバーモデルという他のボディタイプと混ぜ合わせたモデルも新しく作られています。

もともと、SUVは「Sport Utility Vehicl(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)」という言葉を短くした物で、意味はスポーツ用の多目的車」という意味です。
(走ることを楽しんだり、趣味やレジャーなどで幅広く使えるモデルです)

外観のカッコ良さも魅力となっていて、国内だけでなく世界中で人気となってきている車です。

ハッチバック

車の後ろに跳ね上げ式のドア(荷室の開閉ドア)を持つ車です。

2BOXタイプの車で、サイズは比較的コンパクトなモデルが多いです。

現在は「ミドルハッチバック」が主流でワイド(幅広い)ボディで3ナンバーとなっています。

(3ナンバーは「普通乗用車」で5ナンバーは「小型乗用車」になります)

長距離ドライブに向いていて、スポーツタイプの外観をしています。

セダン

今から20年ほど前までは乗用車と言えば「セダン」を思い浮かべるくらい主力だったモデルです。

車室と荷室(トランクルーム)が別になっています。

重心が低いので安定した走行ができるのと、乗り心地が良く静粛性に優れています。

そして、背が低いので立体駐車場を利用しやすいです。

ステーションワゴン

セダンをベースとして、荷室と車室の区別をしていないモデルです。

後席の天井を長く伸ばすことで荷室を広く使うことができます。

セダンの安定した走行に、荷室の使い勝手を良くしたモデルです。

スポーツクーペ

2ドアや3ドアのスポーツカーのことです。

移動の為というより、「走り(運転)を楽しむ」為に作られているモデルです。

低重心で高性能なエンジンを搭載しています。

オープンカー(カブリオレ)

車の屋根を電動で開閉したり、着脱できる幌があるタイプの車です。

屋根を外すことで開放的な気分で運転することができます。

「カブリオレ」や「コンバーチブル」は呼び方が違うだけで意味は同じです。

ピックアップ

エンジンルームと車室が分かれていて(ボンネットがあって)後ろに荷台があるモデルのことです。

「ピックアップトラック」とも呼ばれていて、トラックの一種です。

1BOXカー

1BOXカーは、ボディが1つの箱のようになっているモデルでエンジンを運転席の下に置いてあります。

(ボンネットが無くエンジンルームと車室が一体化しています)

車内空間が広く使えて、荷物をたくさん積めるので商用車として使うことが多いです。

2BOXカー

2BOXカーは、エンジンルームと車室が分けてあるモデルです。

箱が2つあるように見えることから「2BOXカー」と呼ばれています。

3BOXカー

エンジンルームと車室とトランクルームの3つに分かれているモデルです。

横から見ると3つの箱がつながっているように見えることから「3BOXカー」と呼ばれています。

駆動方式

FF方式(前輪駆動)

「FF」というのは「フロントエンジン、フロントドライブ」を略したものです。

車の前の方にエンジンとトランスミッションを置いて前輪が動く方式です。

FR方式(後輪駆動)

「FR」というのは「フロントエンジン、リアドライブ」を略したものです。

車の前の方にエンジンを縦置きにして、前輪と後輪の間に「プロペラシャフト」を入れて後輪駆動にする方式です。

4WD(4輪駆動)

4WDには2つのタイプがあります。

「フルタイム4WD」

常に四輪(4つの車輪)に動力を分配させて駆動させる方式です。

「パートタイム4WD」

走行状態に応じて「2WD(2輪駆動)」と「4WD(4輪駆動)」を切り替える方式です。

MR方式

MR方式は「ミッドシップエンジン、リアドライブ」を略したものです。

車室と後輪の車軸の間にエンジンを置いて後輪駆動をする方式です。

RR方式

RR方式は「リアエンジン、リアドライブ」を略したものです。

エンジンとトランスミッションを後輪の車軸の後ろに置いて、後輪が駆動する方式です。

「MR方式」や「RR方式」は乗用車で使われることはあまり無いです。

エンジンの種類

ガソリンエンジン

ガソリン(揮発油)を燃料とするエンジンです。

空気を混ぜた混合気を圧縮して燃焼させます。

最近では、「低燃費ガソリンエンジン」としてハイブリッド並の低燃費ガソリン車も開発されています。

(アイドリングストップやトランスミッションの抵抗を抑えて低燃費を実現しています)

※トランスミッションは、マニュアルやオートマなどの「変速機」のことです。

ディーゼルエンジン

軽油を燃料とするエンジンです。

圧縮した空気に燃料を噴射して燃焼させます。

ガソリンエンジンに比べて出力が大きく燃費も良いですが、独特な騒音がします。

ターボエンジン

ターボは動力性のを高めてくれるエンジンです。

エンジンの排気量を抑えて高い動力性能を発揮してくれるので、同じ動力性能を持つノーマルエンジン(通常のガソリンエンジン)と比べると燃費性能も良くなります。

ターボにはガソリンターボとディーゼルターボがあります。

ハイブリッド

ハイブリッドはエンジンだけでなく「モーター」も搭載してエンジンとモーターの両方で走ります。

減速をした時のエネルギーを電気に変えてモーターを駆動させます。

エンジンとモーターを併用することで、ガソリンを使う量が減って燃費が良くなります。

プラグインハイブリッド

プラグインハイブリッドは「充電ができるハイブリッド」です。

駆動用の電池が大きく一定の距離をモーターだけで走ることができます。

充電されていた電池が無くなると燃料を使ってエンジンで走ります。

電気自動車

駆動用の電池に電気を充電してモーターだけで走行することができます。

(エンジンは搭載していないです)

1回の充電で走れる距離が決まっています。

ガスを排出しないので地球に最も優しいエコカーです。

トランスミッション(変速機)

MT(マニュアルトランスミッション)

手動で変速を行う機能。

段階的に変速していきます。

AT(オートマチックトランスミッション)

自動で変速を行う機能。

段階的に変速していきます。

CVT(コンティニュアスリー・ヴァリアブル・トランスミッション)

自動で変速を行う方式。

無段階に変速します。

MTやATは段階的に変速していくので、それぞれの段階の間でエンジンの出力が効率的でに使えないです。

ギアの段数(変速する数)を増やせば切り替えが多くなってしまいます。

(MT車だと大変になってしまいます)

CVTの場合は、エンジン出力に応じて最適な変速比を自動で行ってくれます。

金属ベルトを使った「ベルト式CVT」と2枚のパワーローラーを使った「パワーローラー式CVT」があります。

CVTは燃費性能が良くなります。

運転支援システム

クルーズコントロール

クルーズコントロールは、車間距離を自動で制御してくれるシステムです。

アクセルやブレーキを自動でコントロール(操作)してくれます。

高速道路での長距離運転などでドライバーの負担を軽減してくれるものです。

ステアリングアシスト機能

ステアリング(ハンドル)操作をアシストしてくれる機能です。

搭載されているカメラによって、車線を認識して中央を走れるようにサポートしてくれます。

「インテリジェントパーキングアシスト」のように駐車する時のステアリング操作を自動で行ってくれる機能もあります。

(駐車場の白線を認識して、自動でステアリングが動きます)

クルマ用語解説

ア行

「アイドリングストップ」

信号などで、停車している時にエンジンを自動で停止させて、アクセルを踏むとエンジンが始動する機能のことです。

停車中にエンジンを停止させることで燃費が約10%ほど向上します。

「AWD(オール・ホイール・ドライブ)」

「AWD」は、「オール・ホイール・ドライブ」を略したもので「全輪駆動」という意味になります。

全輪駆動というのは、すべてのタイヤに駆動力(タイヤを動かす力)があることです。

「オートマチックハイビーム」

オートマチックハイビームは、自動でライトをハイビームとロービームに切り替えてくれるシステムです。

フロントウィンドウに設置されたカメラやセンサーなどによって、対向車や前方車のライトを検知して自動切り替えてくれます。

「オールテレーンタイヤ」

「オールテレーンタイヤ(全地形タイヤ)」は、4WD向けのオールシーズン使用できるタイヤのことです。

オールテレーンタイヤの中でもオフロード性の高い「マッドテレーン」とオンロード性を高めた「ハイウェイテレーン」があります。

サ行

「最低地上高」

「最低地上高」というのは、地面から床下の一番低い所までの距離です。

(サスペンションのロアアームなどの可動部分は対象にならないです)

ハ行

「パドルシフト」

ATやセミATのシフト操作をステアリング(ハンドル)横にあるパドルを引いて行えるシステムです。

ステアリングから手を離すことなくシフトチェンジの操作ができるので、スーパーカーのような高性能モデルが多く採用しています。

「ヒルスタートアシスト」

ヒルスタートアシストは、坂道発進の時にブレーキから足を離して後退してしまうことを防ぐ(サポートする)ためのシステムです。

ブレーキから足を離しても1~2秒間ほどブレーキ圧を保ってくれるので、余裕を持ってブレーキからアクセルに踏み換えることができます。

「ヒルディセントコントロール」

ヒルディセントコントロールは、雪道や急勾配(きゅうこうばい)などの滑りやすい場所を下る時に、一定のスピードで降りてくれるシステムです。

自動的に約4~15キロのスピードに制御してくれて、ゆっくりと降版することができます。

(ブレーキ操作をしなくてもいいので、ハンドル操作に集中することができます)

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