ステーションワゴンについて
ステーションワゴンはセダンをベースに荷室の使い勝手を良くしたモデルです。
(↑ ステーションワゴンの車内)
(↑ セダンの車内)
セダンと違い、後席と荷室がつながっているのでシートアレンジの仕方によっては大きくて長い荷物も積めるようになります。
※画像はカローラフィールダー(ステーションワゴン)とカローラアクシオ(セダン)で比較してあります。
シートを倒すことによってフラットな空間ができるモデルが多いので車中泊にも向いています。
これから国産ステーションワゴンをランキング形式でご紹介させていただきますので、あなたがクルマを選ぶ時の参考にしてみてください。
第6位「トヨタ アベンシス」
イギリスの工場で生産されているミドルサイズワゴンの輸入車「アベンシス」
トヨタが販売する乗用車の中では唯一の輸入車で、エンジンは2000ccです。
輸入車らしい部分では、ウインカーとワイパーが国産車とは逆になっています。
グレード「Li」の本革シートは高級感があります。
レーザーレーダーと単眼カメラを併用した安全装備は全車に標準装備されています。
アベンシスの価格と燃費
「価格」
2,749,091円~2,983,745円
「燃費」
14.6km/ℓ(JC08モード)
アベンシスの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4820×1810×1500mm
「ホイールベース」
2700mm
「車両重量」
1470kg
「総排気量」
1986cc
「最小回転半径」
5.4m
「燃料タンク」
60ℓ
第5位「日産 ウィングロード」
荷室が広く運転しやすいサイズの「ウィングロード」
ステーションワゴンでは珍しく後席に120mmのスライド機能が付いています。
あとは、後席を倒すことで大容量の荷室になります。
オプションですが荷室に耐水素材の「ウォッシャブルラゲッジアンダーボックス」を付けることができます。
(ウォッシャブルラゲッジアンダーボックスは取り外して洗うことができます)
ウィングロードは発売から10年以上経過しているので、質感や安全装備などで設計の古さを感じる部分があります。
ウィングロードの価格と燃費
「価格」
1,782,000円~2,376,000円
「燃費」
17.2km/ℓ(JC08モード)
ウィングロードの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4440×1695×1505mm
「ホイールベース」
2600mm
「車両重量」
1220kg
「総排気量」
1498cc
「最小回転半径」
5.2m
「燃料タンク」
45ℓ
第4位「マツダ アテンザワゴン」
内外装のデザイン性が高くクリーンディーゼルターボを搭載している「アテンザワゴン」
2000ccと2500ccのガソリン車、2200ccのクリーンディーゼルターボと3種類ラインナップされています。
クリーンディーゼルターボは、4000ccのガソリン車並みの動力性能を持っていて、燃費性能は1500cc並みです。
直進安定性に優れていて快適な走行ができるので長距離ドライブにも向いています。
そして、デザイン性に優れていて内装の質感も高いです。
安全面では、歩行者を検知する緊急自動ブレーキを装備してあります。
緊急自動ブレーキはオプションですが、時速100キロで作動する高速用に高めることもできます。
デメリットとしては、車幅が1840mmのワイドボディな割に後席があまり広くないです。
そして、大柄なLサイズボディなので取り回しに注意が必要です。
アテンザワゴンの価格と燃費
「価格」
2,764,800円~4,001,400円
「燃費」
16.0~19.6km/ℓ(JC08モード)
アテンザワゴンの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4805×1840×1480mm
「ホイールベース」
2750mm
「車両重量」
1560kg
「総排気量」
2188cc
「最小回転半径」
5.5m
「燃料タンク」
62ℓ
第3位「スバル レヴォーグ」
走りを楽しむことのできるスポーティなミドルサイズワゴンの「レヴォーグ」
レガシィツーリングワゴンの後継車として2014年に発売されたモデルです。
(国産ステーションワゴンの中では比較的新しいです)
国内市場を重要視して開発されているので、全幅を1800mm以下に抑えてあって扱いやすいサイズになっています。
(ステーションワゴンの中では運転しやすいです)
内外装のデザインはスポーティで上質な造りになっています。
先進の安全装備「アイサイトver.3」を搭載しているので安全性能が高いです。
そして、走行安定性に優れていて前席は疲れにくいシートを採用しているので長距離ドライブにも向いています。
デメリットとしては、後席の足元が少し窮屈に感じます。
レヴォーグの価格と燃費
「価格」
2,775,600円~3,942,000円
「燃費」
13.2~17.6km/ℓ(JC08モード)
レヴォーグの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4690×1780×1485mm
「ホイールベース」
2650mm
「車両重量」
1530kg
「総排気量」
1599cc
「最小回転半径」
5.4m
「燃料タンク」
60ℓ
第2位「ホンダ シャトル」
広い荷室と優れた燃費性能を持つ「シャトル」
フィットのプラットフォームをベースに開発されたコンパクトサイズのステーションワゴンです。
エンジンは、1500ccのガソリン車とハイブリッド車がラインナップされています。
シャトルの一番の魅力は荷室の広さによる積載性の高さです。
荷室の広さがフィットの1.5倍くらいあって、後席を倒すと倍以上の広さになります。
そして、積載能力が高いだけでなく荷室に積んだ荷物を痛めてしまわないように厚めのカーペットを引くという配慮もされています。
燃料タンクを前席の下に搭載することで、荷室だけでなく後席も広くしてあります。
内装のインパネはシンプルながら質感が高く使いやすいデザインになっています。
ただ、積載性を最大限に高めるために荷室の広さを壁のギリギリまで設定しているので、後席を倒すレバーがシートの背もたれの所にしかないです。
(荷室に後席を倒すレバーは付いていないです)
シャトルのハイブリッドは燃費性能も良いです。
ちなみにシャトルの名前の由来は「スペースシャトル」から付けられています。
シャトルの価格と燃費
「価格」
1,695,000円~2,557,000円
「燃費」
19.4~34.0km/ℓ(JC08モード)
シャトルの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4400×1695×1545mm
「ホイールベース」
2530mm
「車両重量」
1220kg
「総排気量」
1496cc
「最小回転半径」
4.9m
「燃料タンク」
40ℓ
第1位「トヨタ カローラフィールダー」
低燃費で運転のしやすさが魅力の「カローラフィールダー」
運転のしやすい5ナンバーサイズのステーションワゴンです。
コンパクトですがスポーティでワゴンらしい外観も魅力となっています。
1500ccと1800ccのガソリン車と1500ccのハイブリッド車がラインナップされています。
(4WD設定は、1500ccのガソリン車にのみ設定されています)
ハイブリッドはステーションワゴンの中でトップクラスの燃費性能(33.8km/ℓ)を持っています。
(ガソリン車も23.0km/ℓなのでノーマルエンジンの中では低燃費です)
ボディがコンパクトな割には、車内が広く居住性に優れています。
(後席にはシートの背もたれを後ろに倒せるリクライニング機能も付いています)
ステーションワゴンの中では低価格、低燃費なのでコストパフォーマンスに優れています。
荷室の側面やシートの方に付いているレバーを引くだけで簡単に後席の背もたれが倒れて大容量の荷室になります。
(通常の状態でゴルフバックが4つ積めて、後席の背もたれを倒すと自転車を立てたまま2台積めるほどの広さになります)
安全面では歩行者を検知する機能はないですが、緊急自動ブレーキが搭載されています。
目立つ部分はないですが、不満に感じる部分もないのはカローラが長く愛される理由の一つだと思います。
(カローラは乗って良かったと思わせてくれるクルマです)
カローラフィールダーの価格と燃費
「価格」
1,625,891円~2,474,182円
「燃費」
16.0~33.8km/ℓ(JC08モード)
カローラフィールダーの主要諸元
「全長×全幅×全高」
4400×1695×1475mm
「ホイールベース」
2600mm
「車両重量」
1140kg
「総排気量」
1496cc
「最小回転半径」
4.9m
「燃料タンク」
42ℓ
さいごに
ステーションワゴンの車種はかなり減少していきています。
海外市場も含めてSUVやコンパクトカーの人気が上がっている状態とは対照的にステーションワゴンやセダンの人気は下がっています。
それに伴って新車の発売やフルモデルチェンジも減っています。
販売台数から見る人気度ではカローラフィールダー、シャトル、レヴォーグの3モデルに人気が集中していて他のモデルはあまり販売台数が伸びていない状態です。
(10年以上モデルチェンジしていない車種もあるので仕方ないのですが)
ステーションワゴンは走りを楽しんだり、荷室が広くて実用性の高いモデルなのでこれからも各メーカーで造り続けてほしいですね。