低価格でお得な軽自動車とOEM車について
軽自動車の大きな魅力はリーズナブルな価格です。
安いモデルだと70万円台から選べます。
軽自動車の売れ筋モデルは120万円台ですが、低価格でも装備はしっかりしていて問題は無いです。
それと、軽自動車には「OEM」と呼ばれるモデルがあります。
「OEM(Original Equipment Manufacturer)」というのは、他メーカーで販売されている製品を製造することです。
(ダイハツで販売していたモデルをトヨタで製造して車名を変更して販売することです)
供給元は生産コスト(部品の原価)が下げられて、供給先は開発費用(巨額の設備投資)が必要なくなるので双方のメーカーにメリットがあります。
OEM車にはメーカーエンブレム以外はすべて同じといったモデルが多数存在します。
今回は、OEM車も含めた軽自動車の中で価格が安いモデルの上位10台をご紹介させていただきますので、あなたのクルマ選びの参考にしてみてください。
(※順位の価格はモデルの最廉価(最も安い)グレードを基準にしているのと、モデルが違っても同じ価格があるので順位が重複しています)
第10位「ホンダ N-ワゴン」
N-ワゴンの価格
「メーカー希望小売価格」
1,090,000~1,645,000円
(取り扱い販売店:ホンダカーズ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:C(FF)
価格:1,090,000
燃費:29.4km/ℓ
N-ワゴンの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1655mm
「室内長×室内幅×室内高」
2055×1355×1300mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
30ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
N-ワゴンの評価
大人4名が乗車していても荷室が使えるのと、収納が多いので実用性が高いです。
それと、小回りがきいて運転しやすいです。
あとは、日差し対策がしてあって「UV99%カット」「IR約70~80%カット」となっています。
第8位「スズキ ハスラー」
ハスラーの価格
「メーカー希望小売価格」
1,078,920~1,717,200円
(取り扱い販売店:スズキ店、アリーナ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:A(FF)
価格:1,078,920
燃費:26.6km/ℓ
ハスラーの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1655mm
「室内長×室内幅×室内高」
2160×1295×1250mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
27ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
ハスラーの評価
ハスラーはSUVテイストの軽自動車です。
街乗りのオンロードもレジャーのオフロードもこなす使い勝手の良いクルマです。
最低地上高は175mmもあって、4WDは4輪のブレーキを独立制御して空転を抑えてくれるので特に雪道で重宝されます。
燃費が良く、安全性と走破性が高い万能車です。
第8位「スズキ ワゴンR」
ワゴンRの価格
「メーカー希望小売価格」
1,078,920~1,735,560円
(取り扱い販売店:スズキ店、アリーナ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:FA(FF)
価格:1,078,920
燃費:26.0km/ℓ
ワゴンRの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1660mm
「室内長×室内幅×室内高」
2160×1295×1265mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
27ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
ワゴンRの評価
ワゴンRは実用性を重視したモデルです。
居住空間や荷室が広く、シートアレンジも多彩です。
そして、乗りやすくて低燃費でもあります。
第7位「スズキ ラパン」
ラパンの価格
「メーカー希望小売価格」
1,077,840~1,492,560円
(取り扱い販売店:スズキ店、アリーナ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:G(FF)
価格:1,077,840
燃費:29.6km/ℓ
ラパンの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1525mm
「室内長×室内幅×室内高」
2020×1295×1240mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
27ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
ラパンの評価
ラパンは内外装を可愛く上質に仕上げ女性ユーザーに向けて造られたモデルです。
ただ、カワイイだけではなく快適装備や安全装備、収納の使い勝手も良い優れたクルマです。
女性にとって便利な装備が多いので、若い女性ユーザーや子育て層に人気が高いです。
第5位「スバル プレオ」
プレオの価格
「メーカー希望小売価格」
884,572~1,025,486円(プレオプラスを含む価格)
(取り扱い販売店:スバル店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:プレオF Special(FF)
価格:884,572
燃費:24.2km/ℓ
プレオの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1530mm
「室内長×室内幅×室内高」
2000×1350×1265mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
34ℓ
「エコカー減税」
取得税40%/重量税25%
プレオの評価
以前は自社開発をしていましたが、現在は「ダイハツ ミラ」のOEM車として販売しています。
発売当初は「プレオ」「プレオカスタム」「プレオバン」と3タイプを選べるようになっていましたが、プレオプラスの登場により現在プレオのグレードは5MTを搭載した「Fスペシャル」のみとなっています。
プレオバンは価格が「74万571円(2WD/5MT)」とかなり安いですが商用車なのでランキングから除外しています。
ただ、プレオ自体も一般的な乗用車というよりはビジネスユース中心に販売されているモデルです。
第5位「ダイハツ ミラ」
ミラの価格
「メーカー希望小売価格」
884,572~1,025,486円
(取り扱い販売店:ダイハツ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:Xスペシャル(FF)
価格:884,572
燃費:24.2km/ℓ
ミラの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1530mm
「室内長×室内幅×室内高」
2000×1350×1265mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
36ℓ
「エコカー減税」
取得税40%/重量税25%
ミラの評価
長い間ダイハツの主力モデルとして販売されてきたクルマです。
ラインナップはMT車のみとなっています。
現在は、後継車の「ミライース」があるので、MT車を乗ってきたユーザーのために販売されている形になっています。
予算は低価格なのでお財布に優しいモデルですが、装備が貧弱なのとミライースの方が低価格なのでミラを選ぶ理由が見つからないです。
(MT車ですが走りを楽しむスポーツ性は無いです)
第3位「マツダ キャロル」
キャロルの価格
「メーカー希望小売価格」
847,800~1,123,200円
(取り扱い販売店:マツダ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:GF(FF)
価格:847,800
燃費:27.2km/ℓ
キャロルの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1475mm
「室内長×室内幅×室内高」
1955×1255×1215mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
27ℓ
「エコカー減税」
取得税80%/重量税75%
キャロルの評価
キャロルは「スズキ アルト」のOEM車です。
キャロルという名称は1962年の初代モデルから使われていて長い歴史を持つモデルです。
(4代目からアルトのOEM供給を受けています)
現行型は7代目でアルト同様低燃費の37km/ℓとなっています。
最廉価グレードのGFは2WDの5MTで、安全装備のブレーキサポートが付いていないです。
アルトのようにATMやターボエンジンが搭載されたモデルは設定されていないので走りを楽しみたいならアルトを選んだ方がいいです。
キャロルは以前シンプルですがカワイイ内装が人気になっていていたので「キャロル」という名前を聞くだけで懐かしさを感じるユーザーも多いのではないでしょうか。
第3位「スズキ アルト」
アルトの価格
「メーカー希望小売価格」
847,800~1,415,880円
(取り扱い販売店:スズキ店、アリーナ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:F(FF)
価格:847,800
燃費:29.6km/ℓ
アルトの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1475mm
「室内長×室内幅×室内高」
1985×1255×1215mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
27ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
アルトの評価
アルトは軽自動車の中でトップクラスの燃費性能を持っています。
(FとターボRS以外の燃費は37.0km/ℓ)
そして、価格も安いのでコストパフォーマンスにとても優れたモデルとなっています。
車両重量が650kgと軽いので燃費だけでなく動力性能も良いです。
あとは最小回転半径が4.2mと小さいので街中での運転がしやすいです。
第1位「トヨタ ピクシスエポック」
ピクシスエポックの価格
「メーカー希望小売価格」
766,286~1,316,572円
(取り扱い販売店:トヨタ店、トヨタカローラ店、トヨペット店、ネッツ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:D(FF)
価格:766,286
燃費:35.2km/ℓ
ピクシスエポックの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1490mm
「室内長×室内幅×室内高」
1920×1350×1240mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
30ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
ピクシスエポックの評価
ピクシスエポックはトヨタがダイハツの「ミライース」からOEM供給を受けて販売しているモデルです。
ミライースとの違いはバッジくらいであとはほぼ同じです。
ミライース同様に低価格で低燃費を追求して造られたクルマです。
第1位「ダイハツ ミライース」
ミライースの価格
「メーカー希望小売価格」
766,286~1,316,572円
(取り扱い販売店:ダイハツ店)
「最廉価グレードの価格と燃費」
グレード:D(FF)
価格:766,286
燃費:35.2km/ℓ
ミライースの主要諸元
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1490mm
「室内長×室内幅×室内高」
1920×1350×1240mm
「総排気量」
658cc
「燃料タンク」
30ℓ
「エコカー減税」
取得税100%/重量税100%
ミライースの評価
ミライースは乗用車の軽自動車の中では最も価格が安いモデルです。
低燃費、低価格を重要視しているので装備の面では期待できるものではないです。
ミライースのコンセプトは「ハイブリッドカー並みの低燃費をハイブリッドカーの半額で提供」なので、燃費が35.2km/ℓの価格が70万円台なら十分目標は達成されていると思います。
低価格ですが車内もそれほど狭くはないので、長距離を運転するわけではないなら不満を感じることは無いでしょう。
さいごに
軽自動車の大きな魅力は「低価格」「低燃費」「税金が安い」といったコスト面が非常に優れていることです。
その中でも軽自動車の車両価格はピンキリで安いモデルだと70万円台からあるのですが、高いモデルだと200万円を超えているモデルもあります。
(※アルトバンの最廉価グレードは69万6600円という驚異的な安さなのですが、質素すぎるのとビジネスモデルなので今回のランキングには加えませんでした。)
装備に特別なこだわりがなければ軽自動車の中に「安くて良いモデル」はたくさんありますので、ご自身の生活に合った軽自動車を探してみてください。