車中泊に適した車とは?
車の中で寝泊まりする「車中泊」で一番重要なのは、車内の広さです。
車内が狭いと、長時間同じ姿勢で過ごすことになり「エコノミー症候群」を発症してしまう可能性があります。
エコノミー症候群とは長時間、同じ姿勢で過ごすことにより静脈血がうっ滞して肺の動脈を閉塞してしまうことです。
それによって「胸痛」や「呼吸困難」「失神」などの症状を引き起こしてしまいます。
エコノミー症候群は、ロングドライブや車中泊で発症する危険性があります。
車での旅行だけでなく、地震などの災害で車中泊を余儀なくされるケースも増えてきているので、シートアレンジが多彩であったり、収納や荷室のスペースが広く実用性の高いモデルへの注目度が高まってきています。
これから各ジャンル別の車中泊に適した車をランキング形式でご紹介させていただきますので、あなたのクルマ選びの参考にしてみてください。
車中泊おすすめ「軽自動車」ランキング!
第1位「ダイハツ ウェイク」
軽自動車最大の車内空間でミニバン並みの広い室内を持つウェイク。
シートアレンジが多彩で、デッキボードを使えば「フルフラットな空間」を作ることができます。
大人が寝ころんでも全長には余裕があります。
それとリアシートにスライド機能が付いているので荷室の広さを調節することもできます。
荷室高は1140mmという十分なスペースがあるだけでなく、荷室の床下には90ℓの収納スペースも用意されています。
他にも、運転席からの見晴らしが良く、フロアの位置が低いから乗り降りも楽にできます。
「ウェイクの価格」
1,350,000~1,841,400円
「ウェイクの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1835mm
「室内長×室内幅×室内高」
2215×1345×1455mm
「燃費(JC08モード)」
23.8km/ℓ
第2位「ホンダ Nボックス+」
「マルチボード」を組み合わせることでフラットな空間を創り出すことができるNボックス+。
(マルチボードとエンドボード)
マルチボードとシートアレンジによってフラットな状態になります。
マットレスを敷くとベッドのようになるので快適に眠ることができます。
Nボックス+は、テールゲートが大きく開くのと、斜めの床が出るので自転車のような大きな荷物でも積みやすいです。
「Nボックス+の価格」
1,340,000~1,870,000円
「Nボックス+の主要諸元」
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1780mm
「室内長×室内幅×室内高」
2180×1350×1400mm
「燃費(JC08モード)」
24.4km/ℓ
第3位「スズキ エブリイワゴン」
軽自動車の中で室内長が一番長いエブリイワゴン。
ラゲッジスペースがかなり広く、シートのリクライニングはほとんど水平にまで倒れるのでフルフラットの状態にできます。
他にもシートアレンジをすれば、荷室をかなり広く使えて実用性が高いです。
「エブリイワゴンの価格」
1,425,600~1,814,400円
「エブリイワゴンの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
3395×1475×1815mm
「室内長×室内幅×室内高」
2240×1355×1315mm
「燃費(JC08モード)」
16.2km/ℓ
車中泊おすすめ「ミニバン」ランキング!
第1位「トヨタ ヴェルファイア/アルファード」
絶対的な広さと快適性を備えた高級ミニバンのヴェルファイアとアルファード。
(ヴェルファイアとアルファードは同じプラットフォームを持つ姉妹車で室内の広さは同じです)
シートアレンジが豊富で、収納が充実していて、座り心地の良い快適なシートを備えてあります。
(画像はアルファードです)
日本車全モデルの中でもトップクラスに車中泊に適しているモデルです。
3列目シートの収納は跳ね上げ式でバネによるアシストがあるので、女性でも楽に収納できます。
家庭用の電源と同じ100Vコンセントを採用しているので、1500ワット以下なら生活家電が使用できて便利です。
(※ガソリン車は100ワットです)
シートをフラットにした状態でも床下収納の「ラゲッジアンダーボックス」に多くの荷物を積むことができます。
他にもスマホを置くだけで充電できる機能もオプションで付いています。
上質なシートや居住空間の広さで快適な車中泊を楽しむことができるモデルです。
「ヴェルファイア/アルファードの価格」
3,197,782~7,036,691円
「ヴェルファイア/アルファードの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
4915×1850×1880mm
「室内長×室内幅×室内高」
3210×1590×1400mm
「燃費(JC08モード)」
18.4km/ℓ
第2位「ホンダ ステップワゴン」
縦にも横にも開くワクワクゲートが魅力的なステップワゴン。
縦にも横にもドアが開くので狭い場所でも開閉が楽にできます。
(特に横開きは便利です)
荷室で靴を脱いだり履いたりもできるので車の乗り降りでドアまで行く必要が無くなります。
それと、シートアレンジが多彩で、2列目と3列目を連結してフラットにしたり・・・
1列目と2列目を連結して、荷室を確保することもできます。
シートアレンジの仕方によって様々な荷室の使い方ができるのでとても実用性が高いです。
それと、床が低いので子供や年配者やペットの乗り降りも楽にできるし、居住空間もかなり広くなっています。
「ステップワゴンの価格」
2,288,000~3,184,400円
「ステップワゴンの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
4735×1695×1840mm
「室内長×室内幅×室内高」
3220×1500×1425mm
「燃費(JC08モード)」
16.0km/ℓ
第3位「トヨタ エスティマ」
スイッチ一つでシートを格納することができたり、家庭用電源のコンセントを装備しているなど便利機能が豊富なエスティマ。
スイッチ一つで簡単にシートを格納することができます。
シートを格納することでフラットなスペースを作ることができます。
他にも、3列目シートを格納して2列目シートをロングスライドさせることができる機能も付いているので、かなり広い空間が作れます。
エスティマハイブリッドは家庭用電源のACコンセントを採用していて非常時には発電機として使うこともできます。
(AC100V・1500W)
「エスティマの価格」
3,271,418~4,928,727円
「エスティマの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
4820×1810×1760mm
「室内長×室内幅×室内高」
3010×1580×1255mm
「燃費(JC08モード)」
18.0km/ℓ
車中泊おすすめ「SUV」ランキング!
第1位「日産 エクストレイル」
アウトドアユースを前提に開発されているモデルなのでオフロード走行に適した機能が充実しています。
荷室の空間を自在にアレンジすることができて、リヤシートを倒せばかなり広いスペースを確保することができます。
フルフラットにもなります。
(3列シートはガソリン車のみでハイブリッド車は2列シートになります)
荷室の床下にも収納スペースがあるので便利です。
それと、荷室やシートに防水加工が施されていて汚れてもすぐに洗い流せるようになっています。
荷室には防水加工の「カプロンシート」だけでなく「シートヒーター」も装備されています。
(ただ、カプロんシートは気温が高いと蒸れるので暖かい場所に暮らしている場合はノーマルシートの方が良いかもしれません)
あとは、エクストレイルはアクセルを踏むと各センサーが作動して、コンピューターが走行状態を判断する「オールモード4×4-i」を搭載しています。
この機能により「滑りやすい路面」などでも安定した走行ができます。
それと先進の安全装備も備わっています。
「エクストレイルの価格」
2,313,360~3,011,040円
「エクストレイルの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
4640×1820×1710mm
「室内長×室内幅×室内高」
2005×1535×1270mm
「燃費(JC08モード)」
20.0km/ℓ
第2位「ホンダ ヴェゼル」
ヴェゼルはフォルムから想像できないくらい広い荷室を持っています。
荷室の容量は393Lあって、開口部が広いので大きい物でも積みやすいです。
リヤシートを倒せば自転車を縦に積むこともできます。
シートアレンジも多彩で、後席を格納することでフラットな空間を作ることができます。
後席を跳ね上げることで、後席の足元に背の高い物を積みやすくなります。
ヴェゼルは国内SUVの中で一番人気のあるモデルで「実用性」「走行の安定性」「先進の安全装備」「燃費と車両価格によるコストパフォーマンスの良さ」などあらゆる面で高い水準を持っています。
「ヴェゼルの価格」
1,920,000~2,886,000円
「ヴェゼルの主要諸元」
「全長×全幅×全高」
4295×1770×1605mm
「室内長×室内幅×室内高」
1930×1485×1265mm
「燃費(JC08モード)」
27.0km/ℓ
さいごに
車中泊に最適な車は広いだけでなくシートアレンジによって、平らで起伏の無い「フラットな状態」が作り出せる車です。
他には、スマホを充電できる機能や家電製品を使うことができるコンセントを設置してあるモデルもあります。
快適な車中泊ができる車で旅を満喫して、楽しい思い出作りをしてください。