アウディQ7の評価とは?
スポーティで安定性に優れているアウディのフラッグシップSUV「Q7」
アウディのSUVの中で最高峰となるモデルです。
現行モデルは2代目でフルモデルチェンジは10年ぶりとなります。
全長は5000mmを超えて、全幅も約2000mmのビッグサイズボディとなっていますが、先代に比べるとわずかにコンパクト化されてスタイリッシュな印象になっています。
(先代と比べて全長で35mm、全幅で15mm縮小されています)
先代モデルはスポーティさを意識するあまりに乗り心地が硬くなっていましたが、現行型は快適な走行ができるようになっています。
その快適さの要因の一つに大幅な軽量化があります。
現行モデルは、主要骨格に熱間成形した「高張力スチール」やボディの約40%を「アルミ」にするなどして最大で「325kgもの軽量化」を実現しています。
重心も50mm低くなっているのでスポーティさを残しつつ、より快適な走行ができるようになっています。
そして、大幅な軽量化で運動性能だけでなく燃費も向上しています。
ベースモデルは5人乗りですが、35万円の「7シーターパッケージ」で3列シートの7人乗りにできます。
(7人乗りになってもラゲッジルームはほとんど変わらないです)
46万円のエアサスペンションをオプションで付けると「4輪操舵(4WS)」もセットでつきます。
(4輪操舵システムはステアリング操作で前輪だけでなく後輪にも操舵情報を与えることで、低速での小回りや高速での安定性を得ることができます、現在はほとんど高級車にしか付いていないシステムです)
そして、「バーチャルコクピット」の採用によって近未来的な最先端の運転席になっています。
駆動方式はアウディ独特の「クワトロ」と呼ばれるフルタイム4WDのみとなっています。
アウディQ7の価格
アウディQ7のグレードによるラインナップや価格、購入した場合の予算例をご紹介させていただきます。
ラインナップ(グレード)と価格
2.0TFSIクワトロ:804万円
3.0TFSIクワトロ:929万円
購入予算例(3.0TFSIクワトロ)
※免税対象車
車両本体価格:929万円
自動車取得税:25万0800円
自動車税:5万1000円
自動車重量税:6万1500円
自賠責保険(37カ月分):4万0040円
登録・諸費用:7万円
合計:976万3340円
アウディQ7の主要諸元(3.0TFSIクワトロ)
「燃費」
11.4km/ℓ
(JC08モード)
「全長×全幅×全高(mm)」
5070×1970×1705
「ホイールベース」
2995mm
「車両重量」
2100kg
「最小回転半径」
5.7m
「エンジン」
V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
「総排気量」
2994cc
「最高出力」
245kw[333ps]/5500-6500rpm
「最大トルク」
440Nm[44.9kgm]/2900-5300rpm
「トランスミッション形式」
8速AT
「仕様燃料」
プレミアム
「燃料タンク」
85ℓ
「タイヤサイズ」
255/55R19
アウディQ7の外観
先代モデルは丸みを帯びたデザインでしたが、現行モデルはシャープでスタイリッシュなデザインとなっています。
グレードによる外観の違いは、「ホイールのサイズ」やライトが「LED」か「バイキセノン」かの違いになっています。
(3.0ℓ車は19インチで2.0ℓ車は18インチです)
他には、流れるように点滅するウィンカーは3.0ℓ車には標準装備で2.0ℓ車にはオプションとなっています。
アウディQ7の内装
コックピットは近未来的な先進のバーチャルコックピットを採用しています。
居住性で後席は、それほど広いというスペースではないですが快適と言えるレベルになっています。
シート表皮は全車にパーシャルレザーが標準装備されていて、カラーは4種類から選ぶことができます。
(ロックグレー、黒、茶、ベージュの4色です)
インテリアはとても質感の高いものとなっています。
アウディQ7のラゲッジルーム(荷室)
奥行は通常時で490mmで、3列目を格納すると1130mm、2列目、3列目をすべて格納すると2160mmもの奥行になります。
オプションのエアサス装着車は荷室にも車高を調節するスイッチが付いています。
アウディQ7の特別な機能
バーチャルコックピット
「MMI(マルチメディアインターフェース)機能」や「ナビ画面をフルデジタルメーター」に表示できます。
表示は「標準」と「フルスクリーン」の2種類から選べるようになっています。
ナイトビジョンシステム
夜、暗くて見づらい歩行者などをモニターに表示してくれます。
さいごに
遮音材とエンジンの滑らかさによって静粛性も高いクルマです。
そして軽快なハンドリング性能も持っています。
アウディQ7は快適な乗り心地とスポーティな走行を楽しむことができるプレミアムSUVです。
内外装を見ると先代との変化があまり感じられないかもしれませんが、あらゆる部分に先進の技術が取り入れられていてとても高い水準のモデルです。