ベンツGLCとは?
ベンツGLCはCクラスのプラットフォームをベースに造られたメルセデス・ベンツのSUVです。
旧型モデルのGLKは左ハンドル車しか造ることができなかったのですが、GLCは右ハンドル車も輸入されていて日本のユーザーにとってはそれだけでも大きな進歩となっています。
(現行型は16年の2月から国内で販売されています)
全長や全幅はCクラスと同等の大きさですが、全高が1645mmと高くなっているので、Cクラスと比べるとかなり広く感じます。
ただ、SUVの中ではそれほど高さがあるわけではないので乗用車感覚で運転することができます。
インテリアの雰囲気もCクラスセダンと同じような印象となっています。
エンジンは直列4気筒2ℓの直噴ターボでトランスミッションは電子制御9速ATとなっています。
ベンツGLCの価格
ラインナップ(グレード)と価格
GLC250 4マチック:628万円
GLC250 4マチックスポーツ:678万円
GLC250 4マチックスポーツ(本革仕様):745万円
購入予算例(GLC250 4マチックスポーツ)
車両本体価格:678万円
自動車取得税:10万1700円
自動車税:3万9500円
自動車重量税:2万2500円
自賠責保険(37カ月分):4万0040円
登録・諸費用:7万円
合計:705万3740円
ベンツGLCの主要諸元(GLC250 4マチックスポーツ本革仕様)
「燃費」
13.4km/ℓ
(JC08モード)
「全長×全幅×全高(mm)」
4670×1890×1645
「ホイールベース」
2875mm
「車両重量」
1860kg
「最小回転半径」
5.7m
「エンジン」
直列4気筒DOHCターボ
「総排気量」
1991cc
「最高出力」
155kw[211ps]/5500rpm
「最大トルク」
350Nm[35.7kgm]/1200-4000rpm
「トランスミッション形式」
9速AT
「仕様燃料」
プレミアム
「燃料タンク」
66ℓ
「タイヤサイズ」
235/55R19
ベンツGLCの外観
外観は全幅が広めなので堂々とした印象を受けます。
全高の高さは抑えてあって他のSUVと比べてもそれほど高い方ではなく乗用車感覚で運転できるようになっています。
それと「スポーツ」と名前の付くグレードは、「AMGスタイリングパッケージ」や「19インチのアルミホイール」などが標準装備されています。
(ベーシックグレードの場合は18インチタイヤです)
本革仕様では「パノラミックスライディングルーフ」が標準装備されます。
ベンツGLCの内装
コックピットは丸い空調吹き出し口やディスプレイの配置などが(最近の)ベンツらしさを出しています。
ベースグレード以外は、ダッシュボードに人工皮革が巻かれていて豪華な造りになっています。
インテリアデザイン自体はCクラスと共通のデザインを採用しています。
シート表皮はグレードによって「ファブリック」「合成皮革とアルカンターラのコンビ」「本革」と変わってきます。
居住性では後席が頭上と足もとのスペースに余裕があるので十分快適と言えるレベルになっています。
ベンツGLCのラゲッジルーム(荷室)
ラゲッジの容量は5名乗車時で550ℓ、リアシートを倒すと1600ℓの大容量となります。
(通常時の奥行が880mmでリアシートを倒した時の奥行が1680mmとなっています)
バンパーの下に足を近づけることでテールゲートを開けることができるハンズフリー機能が付いていて便利です。
ベンツGLCの特別な機能
ダイナミックセレクト
「ダイナミックセレクト」では状況やドライバーの好みに合わせて5つのモードから選ぶことができます。
選べるモードは・・・
・標準状態で快適性を優先させた「Comfort」
・燃費を最優先したモードの「Eco」
・スポーティな走りを重視した「Sport」
・「Sport」よりもさらにスポーティでダイナミックな走行ができる「Sport+」
・エンジンやトランスミッションなどをドライバーが個別設定できる「Individual」
となっています。
リアビューカメラや360度カメラシステム
「リアビューカメラ」や「360度カメラシステム」によって安全に駐車できるようになっています。
さらに自動操舵とブレーキ機能を持つ「アクティブパーキングアシスト」も設定されていて駐車をサポートしてくれます。
3段階に調節できるシートヒーター
前席に3段階調節式のシートヒーターが標準装備されています。
ドアの内側にシートの絵が付いたボタンがあって、そこから調節することができます。
ベンツGLCの評価
GLKからGLCに変わって搭載されているエンジンやトランスミッション、安全装備などが最新のものになっています。
高い基本性能や扱いやすさ、広い空間など良い所がたくさんあるのですが、価格自体はかなり高価になっています。
さいごに
GLCはベンツの最新SUVです。
安全性と走行性にかなり優れているモデルです。
予算に余裕があるならベーシックモデルではなく「250スポーツ(本革仕様)」をおすすめします。
約120万円も高くなってしまいますが、エアコンやオーディオの質が良くなって、自動で開閉してくれるテールゲートやパノラミックスライディングルールが標準装備されます。
それとシートが本革になるとかなり高級感も増します。