新型イヴォークについて
世界最高峰のオフロード走破性とオンローでの優れた走行性能を持つSUVを販売するメーカー「ランドローバー」
そのランドローバー社のコンパクトサイズSUVが「レンジローバー・イヴォーク」です。
全長が約4.4mと短く、日本の道路にも適したモデルとなっています。
日本での発売から8年経過したイヴォークが、今回フルモデルチェンジを行い2代目に変わりました。
今回は、2代目となった新型イヴォークについてご紹介させていただきたいと思います。
イヴォークの価格
新型イヴォークは、ディーゼルターボと3タイプのガソリンターボがラインナップされています。
2000ccディーゼルターボ
イヴォーク:523万円
イヴォークDYNAMIC S:624万円
イヴォークDYNAMIC SE:700万円
2000ccターボ(P200)
イヴォーク:461万円
2000ccターボ(P250)
イヴォークSE:646万円
イヴォークDYNAMIC HSE:747万円
2000ccターボ(P300)
イヴォークDYNAMIC HSE:801万円
新型イヴォークの外観デザイン
イヴォークの大きな魅力は、デザイン性に優れていることです。
クーペとSUVが融合したクロスオーバースタイルで、リヤに向かってルーフ(屋根)が直線的に斜めに下がっています。
そして、サイドの窓はリヤに向かって斜めに上がっています。
先代(初代)モデルのデザインが非常に好評だったので、大幅な変化は感じられないですが、より上質で洗練された印象を受けます。
ボディサイズの全長の長さは、「トヨタ CH-R」とほとんど同じなので、SUVの中では短いです。
(CH-Rの全長が4360mmでイヴォークは4380mmです)
ただ、全幅はワイドボディで1905mmもあります。
(全幅は広いですが、全長が短いので取り回し性は良いです)
リヤには、ルーフスポイラーが装着されていて、下の部分にはプロテクターのようなガーニッシュ(装飾)がされています。
デザインは先代とあまり変わっていないように見えますが、実際には新しいプラットフォームを採用していてボディの99%は別のものとなっています。
(共通しているのはドアのヒンジくらいです)
そして、先代モデルと比べるとホイールベース(前輪と後輪の間の距離)が20mm長くなっています。
イヴォークの内装デザイン
イヴォークの内装は上質で先進的なものになっています。
メーターは、デジタルですべてが液晶画面になっています。
スピードなどの他に、ナビや多くの情報を表示してくれます。
そして、ヘッドアップディスプレイも搭載されているので、視線を下に移動しなくても情報を得ることができます。
それと、液晶モニターは2種類搭載されています。
(どちらもタッチパネルになっています)
上にある横長の液晶画面がナビ用で、下にある液晶画面は様々な設定を行うことができるようになっています。
ナビ用は、ナビを表示してくれるだけでなく、スマホと連動して通話やアプリ機能を使ったり、車両の下の状況を表示してくれる機能も付いています。
下に付いている液晶画面では、エアコンの設定などを行うことができます。
あとは、「クリアサイトルームミラー」を搭載していて、大きな荷物を積んでルームミラーから後ろが見えない状態でも切り替えることで・・・
通常通りルームミラーで後ろを見ることができるようになります。
(リヤのルーフに付いているドルフィンアンテナに後方視界用のカメラが内臓されていて、ルームミラーに反映させることができるのです)
他には、オプションですが「パノラミックルーフ」を装着することができます。
パノラミックルーフを装着すると車内が開放的な空間になります。
それと、スマホやアップルウォッチなどと連動して、エアコンやドアロックの解除、現在位置や走行ルートの設定などを行うこともできます。
イヴォークのインテリアはデザインだけでなく機能もハイレベルな先進的技術が取り入れられています。
イヴォークの走行性能
エンジンは、「2000ccのガソリンとディーゼルのターボ」がラインナップされています。
ガソリン車は3種類あり、馬力によって「P200(200馬力)」「P250(249馬力)」「P300(300馬力)」に分かれています。
(P300はマイルドハイブリッドです)
ランドローバー社の車の大きな魅力は、世界最高峰の悪路走破性の高さです。
そして、イヴォークも先代モデルから圧倒的な悪路走破性を持っています。
最大渡河水深は、驚異的な600mmとなっています。
そして、悪路走破性を高める様々な機能が搭載されています。
「クリアサイト・グランドビュー」機能では、悪路の状況をモニターに映し出してくれます。
あとは、滑りやすい路面でトルク制御を行い安全な発進ができる「ロートラクションローンチ」や、急な下り坂でブレーキを離しても急に加速しない「グラディエントリリースコントロール」なども搭載されています。
それと、走行状況に合わせた最適な車両の設定が行える「テレインレスポンス2」も搭載されています。
そして、オフロードだけでなくオンロードでの乗り心地も良いです。
イヴォークの荷室
イヴォークの荷室は開口部が広く、荷物が積みやすくなっています。
そして、シートは4対2対4分割の可倒式で、シートアレンジが多彩なので使い勝手が良いです。
荷室の広さは・・・
高さが「710mm」
幅が「1030mm」
奥行きが「810mm」(シートを倒した場合の最大奥行きは「1670mm」)
となっています。
容量は「591ℓ」で最大容量は「1383ℓ」です。
イヴォークの安全性能
イヴォークの安全装備は・・・
・「エマージェンシーブレーキ」
自動ブレーキ機能です。
自動ブレーキが対応できる速度は、車両は時速「5~80km/h」で、歩行者と自転車は時速「5~60km/h」となっています。
・「レーンキープアシスト」
ウィンカー操作をしていない状態で車線をはみ出しそうな場合にステアリング制御を自動で行ってはみ出さないようにしてくれます。
・「フロント&リアパーキングエイド」
駐車をアシストしてくれる機能で、画像と音声によって障害物の距離を知ることができます。
・「360°サラウンドカメラ」
4台のカメラで前後左右の映像をタッチスクリーンに表示してくれます。
そのことによって死角になりやすい場所でも安全に走行や駐車ができます。
さいごに
イヴォークは、全長の短いコンパクトサイズのSUVです。
なので、取り回し性が良く日本の道路状況に適したモデルとなっています。
そして、優れたデザイン性を持ち、世界最高峰のオフロード性能と先進技術を搭載しているモデルです。
イヴォークと似たタイプのモデルは無く、世界でオンリーワンの魅力を持つ車となっています。