アメ車SUV人気ランキングとは?
アメリカのメーカーが日本市場で販売しているモデルの中で特に人気が高いSUVモデルを10台ご紹介させていただきます。
あなたがアメ車選びをするときの参考にしてみてください。
第10位「リンカーン MKX」
個性的な外観で独特の存在感を持つプレミアムセグメントのSUV「MKX」
MKXのデビューは2006年で2011年のマイナーチェンジが現行型となっています。
豪華なインテリアや広くて快適な居住空間なので乗っていて居心地の良さを感じさせてくれるモデルです。
3.7ℓV6エンジンは力強く、パドルシフトを操作するとスポーティな走行を楽しむこともできます。
フォード社(リンカーン含む)の日本市場撤退にともなってMKSも年内に撤退する予定となっています。
MKXの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4740×1930×1685
「ホイールベース」
2820mm
「車両重量」
2030kg
「エンジン」
V型6気筒DOHC
「総排気量」
3721cc
「燃費(JC08モード)」
未公表
「ハンドル位置」
左
第9位「フォード エコスポーツ」
フォードの中で最もコンパクトなサイズのSUV「エコスポーツ」
フォードのコンパクトカー「フィエスタ」と同じプラットフォームをベースにしているモデルです。
フィエスタの車高を上げただけのSUVモデルではなく外観のデザインも変更されています。
(スペアタイヤがリアゲートに付けられていてSUVらしい雰囲気がでています)
小型、軽量でハンドリング性能が良くて、着座位置が高いので見晴らしも良く「運転しやすい」クルマです。
坂道発進で後ろに下がる心配がない「ヒルスターアシスト」も付いています。
水深550mmまで可能なエンジンルームになっていて他にもクロスカントリーに適した装備が付いているので本格的なオフロードを楽しむこともできます。
エコスポーツの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4195×1765×1655
「ホイールベース」
2520mm
「車両重量」
1270kg
「エンジン」
直列4気筒DOHC
「総排気量」
1497cc
「燃費(JC08モード)」
14.5km/ℓ
「ハンドル位置」
右
第8位「フォード クーガ」
スタイリッシュなデザインと実用性の高さが人気の「クーガ」
基本的なプラットフォームを「フォーカス」と共有するミドルクラスSUVです。
(フォーカスは世界120ヶ国で販売されているフォードの人気Cセグメント・コンパクトカーです)
北米では「エスケープ」欧州や日本では「クーガ」の車名で販売されています。
2013年には1.6ℓエンジンでしたが2015年には2ℓと1.5ℓのエコブーストの2種類となっています。
2ℓはパワフルな走行ができて、燃費性能を重視するなら1.5ℓがおすすめです。
「キネティックデザイン」と言われるフォードのスタイリッシュなデザインを外観に取り入れています。
パワフルな動力性能と実用性の高さと運転のしやすさが魅力となっているモデルです。
クーガの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4540×1840×1705
「ホイールベース」
2690mm
「車両重量」
1640kg
「エンジン」
直列4気筒DOHCターボ
「総排気量」
1497cc
「燃費(JC08モード)」
12.7km/ℓ
「ハンドル位置」
右
第7位「ジープ コンパス」
扱いやすいボディサイズでタフな走行性能が魅力の「コンパス」
ジープの中でもカジュアルに付き合いたいユーザー向けのモデルです。
日本での販売当初はFF仕様しかありませんでしたが現行型は2.4ℓエンジンに6速ATを組み合わせた4WD使用もラインナップされています。
4WDシステムは「フリーダムドライブ」というスタンバイ式4WDで通常はFFで必要な時に後輪に駆動トルクを送る形となっています。
(スイッチ操作で4WDにすることもできます)
荷室のフロアは水洗いができるのでアウトドアで汚れても掃除がしやすいです。
運転席からの見晴らしが良く、運転しやすいのもコンパスの魅力となっています。
コンパスの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4475×1810×1665
「ホイールベース」
2635mm
「車両重量」
1550kg
「エンジン」
直列4気筒DOHC
「総排気量」
2359cc
「燃費(JC08モード)」
10.7km/ℓ
「ハンドル位置」
左
第6位「ジープ グランドチェロキー」
ジープの最上級プレミアムSUV「グランドチェロキー」
2011年にダイムラークライスラーから技術関与を受けて造られた最後のモデルで現行型は4代目になります。
ダイムラーとクライスラーが資本提携していた関係でGLEに車名が変わる前のベンツMクラスと共通の部分を持っています。
ジープの最上級モデルだけあって上質な内外装となっています。
車両重量は2トンを超える大柄ボディですが安定した走行ができて乗り心地も良いです。
ジープ独自のメカニズムによって優れた悪路走破性を実現しているので悪路や滑りやすい路面でも安心して走行することができます。
グランドチェロキーの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4835×1935×1805
「ホイールベース」
2915mm
「車両重量」
2200kg
「エンジン」
V型6気筒DOHC
「総排気量」
3604cc
「燃費(JC08モード)」
5.7km/ℓ
「ハンドル位置」
右
第5位「リンカーン ナビゲーター」
迫力のある巨大なボディとパワフルな走行性能が魅力の「ナビゲーター」
2015年の新型(マイナーチェンジ後のモデル)は従来型に比べるとダウンサイジングをした形になりますが3.5ℓV6ツインターボは過去のV8を圧倒するほどの出力性能となっていてパワフルな加速を味わうことができます。
ボディサイズは世界のSUVモデルの中でも特に大柄で全長が5290mmで全幅が2100mmなので日本の駐車場の大きさをはみ出してしまう大きさです。
(日本の駐車場は5m×2mの大きさです)
かなり大柄のボディですが見切りが良いので取り回しは悪くないです。
マイナーチェンジによってインテリアの質感も向上しています。
ただ、残念ながら年内の事業撤退が決まっています。
ナビゲーターの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
5290×2010×1980
「ホイールベース」
3020mm
「車両重量」
2770kg
「エンジン」
V型6気筒DOHC
「総排気量」
3495cc
「燃費(JC08モード)」
未公表
「ハンドル位置」
左
第4位「キャデラック エスカレード」
豪華で快適な室内と圧倒的なパワーを持つ大排気量のフルサイズSUV「エスカレード」
フォードのリンカーンナビゲーターが人気になったことに影響を受けて造られたビッグサイズSUVです。
ビッグピックアップトラックを乗用車化したものから始まり現行型は4代目になります。
内外装ともに優雅で「高級SUV」という言葉がよく似合うモデルとなっています。
見るものを圧倒するほどの大柄ボディですが、乗り心地が良く車内はかなり広いのでゆったりと乗車できます。
ボディサイズは全長が5m、全幅が2mを超えるビッグサイズなので慣れるまでは取り回しに注意が必要ですが、着座位置が高くボディの見切りも良いので大きい割には運転しやすいです。
エスカレードの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
5195×2065×1910
「ホイールベース」
2950mm
「車両重量」
2650kg
「エンジン」
V型8気筒OHV
「総排気量」
6153cc
「燃費(JC08モード)」
未公表
「ハンドル位置」
左
第3位「ジープ チェロキー」
スタイリッシュな外観と本格オフロード性能を持つ「チェロキー」
今までのジープのイメージを大きく変えた都会にも似合う洗練されたデザインとなっています。
乗用車ベースですが悪路を走るための「セレクテレインシステム」を備えていて本格的なオフロード走行をすることができます。
(セレクテレインシステムとは「泥」「砂」「岩」といった状況に応じた走行ができるモード設定機能です)
オフロードの走破性だけでなくオンロードでも安定性が確保されていて快適性な走行ができます。
収納スペースも多いので実用性も高いです。
チェロキーの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4630×1860×1725
「ホイールベース」
2720mm
「車両重量」
1880kg
「エンジン」
V型6気筒DOHC
「総排気量」
3238cc
「燃費(JC08モード)」
10.5km/ℓ
「ハンドル位置」
右
第2位「フォード エクスプローラー」
ミニバン並みの居住性の高さと豪快な走りが魅力の「エクスプローラー」
エクスプローラーはフォードの中でも特に知名度が高く人気のあるモデルです。
パワーユニットは2.3ℓ直4と3.5V6をラインナップしています。
主力となっているのは2.3ℓターボの方です。
2.3ℓのターボは低回転から威力を発揮して豪快でスポーティな走行ができます。
3.5ℓのエコブーストは、5ℓV8並みの48.3kgmという大トルクになっています。
大柄ボディですが取り回しは悪くなく、車内は広いので快適な空間となっています。
フォード社の市場撤退が決まっていることが残念です。
エクスプローラーの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
5050×2000×1820
「ホイールベース」
2860mm
「車両重量」
2040kg
「エンジン」
直列4気筒DOHCターボ
「総排気量」
2260cc
「燃費(JC08モード)」
8.6km/ℓ
「ハンドル位置」
左
第1位「ジープ ラングラー」
無骨なスタイルと本格的なオフロード性能を持つジープの代表的な存在「ラングラー」
悪路走行トップクラスの性能を誇るジープの中で、さらに厳しい環境で強さを発揮することができるクロスカントリー4WDの最高峰モデルです。
クルマの基本的な構造やコンセプトは進化しつつも軍用車の頃から大きく変わっていないです。
ルーフやウインドウなどを取り外すことができて他のモデルでは味わうことのできない楽しみ方ができるモデルでもあります。
オンロードでの乗り心地は期待できないですが、砂利、泥、雪道など悪路であれば高いパフォーマンスを発揮してくれます。
見た目は無骨なスタイルですが、「電子制御スロットル」「ヒルスターとアシスト」「ヒルディセントコントロール」といった最新のメカニズムが装備してあります。
オフロード走行を頻繁に行うユーザーにおすすめしたいモデルです。
ラングラーの主要諸元
「全長×全幅×全高(mm)」
4705×1880×1845
「ホイールベース」
2945mm
「車両重量」
2020kg
「エンジン」
V型6気筒DOHC
「総排気量」
3604cc
「燃費(JC08モード)」
7.9km/ℓ
「ハンドル位置」
右
さいごに
アメ車のSUVには欧州のSUVには無い魅力があります。
それは「大柄ボディによる圧倒的な迫力」です。
日本の駐車場に入らないほどの大きなビッグサイズSUVが上位にランクインされているということがそのことを物語っています。
所有する喜びを感じることができるのもアメ車の魅力だと思います。
それと残念なのはフォードの日本市場撤退です。
今の日本はコンパクトでコストパフォーマンスに優れているモデルが人気となっているので厳しいのでしょう。
フォードは撤退してしまいますが他のUSAメーカーはこれからも個性的で魅力的なアメ車を提供していってほしいです。