コンパクトカーのスライドドア比較一覧!ドアの開口幅が広い車とは?

コンパクトカーのスライドドア車について

国産車には数多くのスライドドアを搭載したモデルが販売されていますが、軽自動車やミニバンを抜かした「コンパクトサイズのスライドドア搭載車」はあまり多くないです。

車種としては7車種ほどありますが、そのほとんどが「OEM車」と呼ばれる販売メーカーが違うだけの同じモデルとなっています。

(実際に「スライドドアを搭載したコンパクトカー」というカテゴリーで分けたら3タイプしかないです)

これから、スライドドアを搭載したコンパクトカーの開口幅の広さや乗り降りをするステップの高さなどについて詳しくご紹介させていただきます。

あとは、コンパクトサイズのミニバンついてもあわせてご紹介させていただきますので、あなたのお車選びの参考にしてみてください。

「トヨタ スペイド/ポルテ」


(写真:スペイド)

スペイドとポルテは、助手席の開口幅がコンパクトカーの中で最も広い車です。

スペイドとポルテは、外観やエンジンなど多少の違いはありますが基本的な性能はほとんど同じです。

スライドドアの開口幅と開口高

開口幅:1020mm

開口高:1250mm

ステップの高さ

高さ:300mm

スライドドア機能

スライドドアを搭載したコンパクトカーは通常、60cm前後の開口幅しかないですがスペイドは倍の大きさに近い「102cm」もあります。

(助手席側は1枚のパワースライドドアになっています)


(写真:ポルテ)

ただ、スライドドアは助手席側だけで、運転席側は横に開くヒンジ式のスイングドアを採用しています。

スライドドアの開閉は、車内にあるスイッチやドアハンドル、スマートキーで簡単に行うことができます。

(スマートキーを携帯していればドアハンドルに触れるだけで開閉できます)

それと、ドアには挟み込み防止機能が付いているので、子供が誤ってドアの間に手を入れても自動で開くようになっています。

価格と燃費

価格:182万8440円~212万8680円

燃費:16.0~22.2km/ℓ

主要諸元

「全長×全幅×全高」

3995×1695×1690mm

「ホイールベース」

2600mm

「車両重量」

1170kg

「最小回転半径」

5.0m

プロフィール

外観のデザインは、スペイドがかっこいいスタイルになっていて、ポルテは丸みがあり可愛い印象になっています。


(写真:ポルテ)

大開口のスライドドアを採用していて、収納設備も多いので使い勝手が良いです。

そして、シートにスライド機能が付いているので大きい荷物を横から積むこともできて便利です。

(フロア地上高も低いので物が積みやすいです)

ただ、助手席側が1枚のスライドドアになっているので、後席への乗り降りはしづらいです。

それと、車両重量が重たいのでコンパクトカーの中では燃費があまり良くないです。

「トヨタ ルーミー、タンク/ダイハツ トール/スバル ジャスティ」


(写真:ルーミー)

背の高いコンパクトカーで後席は両側がスライドドアになっています。

ルーミー、タンク、トール、ジャスティの4車種はボディの大きさや基本性能はほとんど同じです。

スライドドアの開口幅と開口高


(写真:ジャスティ)

開口幅:597mm

開口高:1216mm

ステップの高さ


(写真:タンク)

高さ:366mm

スライドドア機能

全長が短く運転しやすいモデルで、全高は高くしてあるので車内が広いです。

後席のドアが電動のパワースライドドアになっています。

(電子キーや運転席のスイッチ、ドアハンドルなどで簡単に開閉ができます)

あとは、「予約ロック機能」が搭載されていて、ドアが閉まる途中で電子キーのロックボタンを押せば自動でドアを施錠してくれます。

(ドアが閉まるまで待つ必要がないです)

それと、乗り降りがしやすいようにグリップを付けてあります。

他には、夜間でも安心して乗り降りできるように後席にはステップランプが採用されています。

価格と燃費

価格:146万3400円~200万8800円

燃費:21.8~24.6km/ℓ

主要諸元

「全長×全幅×全高」

3700×1670×1735mm

「ホイールベース」

2490mm

「車両重量」

1070kg

「最小回転半径」

4.6m

プロフィール

パッソと同じプラットフォームを採用しているので、コンパクトカーの中でもサイズは小さい方ですが、全長を高くすることで車内の空間を広くしてあります。

そして、アイポイントが高く、コンパクトなボディで小回りもきくので運転がしやすいです。

あとは、後席を畳むと大容量の荷室になります。


(写真:トール)

他には、荷室のドアの開口部が広いので大きい荷物でも積みやすいです。

エンジンは、ターボ車とノーマルエンジンがラインナップされていますが、ノーマルエンジンは少し力不足を感じることがあります。

あとは、荷室を優先した造りになっているので後席の乗り心地はあまり良くないです。

「スズキ ソリオ/三菱 デリカD:2」


(写真:ソリオ)

両側スライドドアを採用し、優れた燃費性能と車内の広さが魅力となっているモデルです。

ソリオとデリカD:2は、外観や性能がほとんど同じ車です。

スライドドアの開口幅と開口高


(写真:ソリオ)

開口幅:640mm

開口高:1230mm

ステップの高さ


(写真:ソリオ)

高さ:360mm

スライドドア機能

後席のドアが両側とも電動式のスライドドアになっています。

ソリオとデリカD:2のスライドドアは、張り出しが小さいので狭い場所でも開閉しやすいです。

そして、ワンタッチでドアの開閉ができて、好きな位置でドアを止めることができる「一時停止機能」も搭載されています。

あとは、後席の両側に乗降用のグリップを付けて、乗り降りしやすいようにしています。

価格と燃費

価格:145万9080円~217万9440円

燃費:22.0~32.0km/ℓ

主要諸元

「全長×全幅×全高」

3710×1625×1745mm

「ホイールベース」

2480mm

「車両重量」

950kg

「最小回転半径」

4.8m

プロフィール

全長と全幅が短く、全高が高いハイトワゴンモデルです。

(全幅はコンパクトカーの中で最も短いです)

ボディが短く、視界が良いので運転しやすいです。


(写真:デリカD:2)

そして、車両重量が比較的軽く、モーターでアシストするハイブリッドシステムを採用しているので動力性能が高く、燃費も良いです。

(燃費はコンパクトカーの中でもトップクラスの性能になっています)

あとは、シートの間を通り抜けることができる「センターウォークスルー」を採用しているので、後席から乗車して荷物を置いて、そのまま車内から運転席や助手席に移動することもできます。

それと、シートアレンジが多彩なので実用性が高いです。

車内が広くて、スライドドアやシートアレンジによって実用性が高く、運転しやすく燃費も良い万能車となっています。

コンパクトミニバンのスライドドアについて

コンパクトサイズのミニバンは、コンパクトカーと同じくらいのボディサイズとなっています。

そして、価格面でもコンパクトカーとあまり変わらないです。

コンパクトサイズのミニバンとコンパクトカーの違いは3列シートを搭載しているかどうかです。

(ミニバンはすべてスライドドアで3列シートを採用しています)

コンパクトカーではないですが、コンパクトサイズのミニバンのスライドドアについても簡単にご紹介させていただきます。

トヨタ シエンタ

ミニバンの中で最もコンパクトなサイズのモデルです。

スライドドアのステップの高さと開口幅

ステップの高さ:330mm

開口幅:665mm

スライドドアの機能

後席の両側がスライドドアになっていて、スマートキーを携帯していればドアハンドルに触れるだけで開閉ができます。

あとは、挟み込み防止機能が付いています。

それと、2列目シートはワンタッチのレバー操作で簡単に折りたためるので、3列目の乗り降りはそれほど面倒ではないです。

他には、後席の乗り降りをしやすくするために乗降用のアシストグリップを付けてあります。

シエンタの価格、燃費、ボディサイズ

価格:181万6560円~253万2600円

燃費:15.4~28.8km/ℓ

ボディサイズ:3710×1625×1745mm(全長×全幅×全高)

ホンダ フリード

運転しやすく居住性と実用性に優れているコンパクトミニバンです。

スライドドアのステップの高さと開口幅

ステップの高さ:390mm

開口幅:665mm

スライドドアの機能

後席の両側がスライドドアになっています。

コンパクトカーやライバルモデルのシエンタと比べるとステップの高さは少し高いですが、乗降用のアシストグリップが付いているので乗り降りがしづらいことはないです。

あとは、オプションですが手を使わず足をドアの下にかざすだけで開閉できる「ハンズフリースライドドア」を設定しています。

子供や荷物を抱えて両手がふさがっている場合に便利な機能となっています。

フリードの価格、燃費、ボディサイズ

価格:188万円~267万6000円

燃費:17.6~27.2km/ℓ

ボディサイズ:4265×1695×1710mm(全長×全幅×全高)

さいごに

スライドドアの大きな魅力は、狭い場所でも気にせず開閉できるのと乗り降りがしやすいことです。

そして、スライドドアを搭載しているコンパクトカーは、どのモデルも室内や荷室が広く使い勝手が良いです。

さらにボディサイズがコンパクトなので運転もしやすいです。

あとは、軽自動車と比べると動力性能が高いので高速道路や登り坂でも余裕を持って運転することができます。

それと、ミニバンだと大き過ぎるというファミリー層にとって、スライドドアを搭載したコンパクトカーは最適なモデルとなっています。

スライドドアを搭載したコンパクトカー(ルーミーやソリオ)は、国産車の中でも人気があるので、今後さらに車種が増えて、より進化していくことに期待したいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です