新型ヴェゼルになって変わった事とは?
SUVとクーペが融合したコンパクトサイズのクロスオーバーSUV「ヴェゼル」
2013年の発売から今回で3回目のマイナーチェンジとなっています。
今回のマイナーチェンジで変更されたことは・・・
・フロントバンパーとグリルデザインの変更
・インライン式LEDの採用
・シートデザインの変更
・純正ナビのアップデート
・運転支援システム「ホンダセンシング」の全車標準装備
・静粛性と燃費性能の向上
・走りの質の向上
・・・などです。
これからヴェゼルのマイナーチェンジについてより詳しくご紹介させていただきますので、お車選びの参考にしてみてください。
フロントバンパーとグリルデザインの変更
ヴェゼルの旧デザイン
新デザイン
バンパーとグリル部分のデザインを変更して、ヘッドライトには「インライン式LED」を採用しています。
インライン式LEDは、LED光源からリフレクターで反射させて照らす方法なのですが、リフレクターを使わないプロジェクター式より明るく見えます。
(プロジェクター式のLEDでも、それほど暗くは感じなかったのでデザイン的に採用している部分も大きいと思います)
バンパー部分のフォグランプもLEDです。
シートデザイン変更
前席のシートデザインがホールド性の高いものに変更されています。
サイドの合皮部分を大きくすることで、よりスポーティな印象になっています。
前席だけでなく、後席もステッチや素材を変更して質感を高めています。
純正ナビのアップデート
ホンダの純正ナビ「インターナビ」は、スマホを接続することで通信機器として使用することができます。
今回のマイナーチェンジによってインターナビは、「Apple CarPlay」と「Android AutoTM」に対応しています。
※Apple CarPlayは、iPhoneの機能をナビや音声で使うことができます。
※Android AutoTMは、Androidをナビに接続することで様々な機能が使えるようになるシステムです。
運転支援システムの全車標準装備
全グレードに運転支援システム「ホンダセンシング」を搭載しています。
「ホンダセンシング」は、車両だけでなく歩行者も検知してくれたり、前走車に追従してくれる「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」や、車線内を走行できるようにステアリング支援をしてくれる「LKA」などが搭載されています。
運転支援システムとしては、高いレベルのものですがライバル車である「CH-R」に搭載されている側後方死角車両を検知してくれる「BSM」や、死角接近車両を検知してくれる「RCTA」のような機能も付けて欲しかったです。
※車線を維持する支援システムでは半自動操舵システムを採用しているヴェゼルの方がCH-Rより優れているので、運転支援の機能的にはどちらが優れているということは無いです。
(各システムで優れている部分と搭載されていない機能がお互いにあります)
静粛性と燃費の向上
高性能な防音材を採用しているのと、制振材を適切に配置することで静粛性を高めています。
あとは、燃費性能も向上しています。
(ハイブリッド車の燃費性能は変わっていないですが、ガソリン車の燃費性能が少し良くなっています)
「ガソリン車の燃費性能」
マイナーチェンジ前:19.0~20.6km/ℓ
マイナーチェンジ後:19.6~21.2km/ℓ
「ハイブリッド車の燃費性能」
21.6~27.0km/ℓ
走りの質の向上
搭載されているエンジンはハイブリッドもノーマルエンジン(ガソリン車)もマイナーチェンジ前と変わらない1500ccとなっています。
ただ、ハイブリッドの方は、「SPORTS HYBRID i-DCD」との組み合わせによって、高い燃費性能を維持しながら優れた動力性能を持っています。
※「SPORTS HYBRID i-DCD」は、アクセルの踏み方で、パワフルな「エンジン+モータの走り」と低燃費な「モーターだけの走り」を自動で切り替えてくれるシステムです。
あとは、4WDに採用される「リアルタイムAWD」のアップデートによって、トルク制御が素早く自然に行われるようになって悪路や雪道での走行安定性も高められています。
新型ヴェゼルのグレードと価格
価格:207万5000円~292万6000円
ハイブリッド
ハイブリッド・ホンダセンシング(FF/4WD):246万円/267万6000円
ハイブリッドX・ホンダセンシング(FF/4WD):253万9000円/275万5000円
ハイブリッドZ・ホンダセンシング(FF/4WD):271万円/292万6000円
ハイブリッドRS・ホンダセンシング(FF):281万円
ノーマルエンジン
G・ホンダセンシング(FF/4WD):207万5000円/229万1000円
X・ホンダセンシング(FF/4WD):216万5000円/238万1000円
RS・ホンダセンシング(FF):247万5000円
さいごに
「ホンダ ヴェゼル」は、2013年に発売されて以来、累計で31万台も売れているSUVの人気モデルです。
コンパクトサイズSUVを国内での人気ジャンルにしたモデルでもあります。
元々、あらゆる性能が高い水準にある万能モデルですが、今回のマイナーチェンジによって、より性能が高められています。
コンパクトSUVには、スバルの「XV」や、マツダの「CX-3」と新たに三菱の「エクリプスクロス」がラインナップされていますが、各メーカーでより性能を高め合ってさらに良いモデルに変えていってくれることに期待したいです。