ミニバン外車比較ランキングについて
日本国内でミニバンは高い人気を持ち、各メーカーから販売されているモデルは20種類以上になります。
そして、海外は日本ほどミニバン人気は高くないですが外車(輸入車)として国内販売されているモデルが5台あります。
(3列シートではなかったり、3列シートであってもスタイル自体がミニバンではなくSUVの車は除外させていただきます)
ミニバン外車5車種についての車種情報と5車種を比べた場合をランキング形式でご紹介させていただきますので、あなたのクルマ選びの参考にしてみてください。
目次
車種情報
ランキング情報
車種情報
メルセデスベンツ Vクラス
「Vクラス」はドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツのミニバンです。
ベンツVクラスが発売したのは約20年程前で現行型は3代目となっています。
(初代の車名はVクラスですが、2代目はビアノという車名に変えて販売して、3代目になってまた車名が元に戻っています)
パワーユニットは「2200ccのクリーンディーゼルターボ」の7人乗りで、駆動方式はFR(後輪駆動)のみとなっています。
(車内は広いですが、1列目2人、2列目2人、3列目3人のシートなので、8人乗りではなく7人乗りとなっています)
Vクラスの魅力は高級感と車内の広さです。
現行型は3種類のホイールベース(前輪から後輪までの距離)を用意していて、最も長い「エクストラロング」は全長が5380mもあります。
所有する満足感を得ることができるモデルです。
フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン
ゴルフ・トゥーランは、日本国内で販売されている輸入車ミニバンの中で最も人気のある(売れている)モデルです。
日本で人気となっている背(全高)の高いモデルと違って、トゥーランは高さを抑えたモデルです。
パワーユニットは、1400ccの直4DOHCターボで駆動方式はFF(前輪駆動)のみとなっています。
背の高いミニバンと比べると高さを抑えた分、安定した走行ができます。
ミニバンの中では全長が短めなので、市街地でも運転しやすいです。
全長は短めですが、ホールベースを長めに設定して7人乗車を可能にしています。
あとは、前席から2列目に続くルーフが付いていて、開放的な気分になれます。
他には、リヤバンパーの下に足を入れるだけで、自動で荷室のテールゲートが開いてくれたり、オプションですが2列目が必要に応じてチャイルドシートに変わる「インテグレーテッドチャイルドシート」も設定されています。
(シートにチャイルドシートを付けるのではなく、シート内蔵型のチャイルドシートになります)
あとは、シートアレンジが多彩で、安全装備も充実しています。
トゥーランは、走行性能や安全性能、実用性などが高くバランスの良いモデルです。
国産の背の低いローハイトモデル(プリウスαやアイシスなど)と同様に、ドアはスライドドアではなくヒンジ式になっています。
(リヤドアはスライド式ではなく、ヒンジ式ですが開口する角度を広くしてあるので乗降性は高いです)
それと、2017年10月に最新の運転支援システムを搭載した特別仕様車の「テックエディション2」を発売しています。
フォルクスワーゲン シャラン
シャランは両側にスライドドアを装着したLサイズのミニバンです。
運転席のシートは着座位置が低いので、ミニバンというよりはセダン感覚で運転することができます。
そして、視界も良いので運転がしやすいです。
あとは、ボディが大きいので車内が広く居住性が高いです。
Lサイズのボディですが、全高がそれほど高くないので安定した走行ができます。
それと、安全装備も充実しています。
荷室は、シートを倒すとフラットな状態になって、助手席のシートも倒すと3mほどの長い物を積むこともできます。
ボディサイズが大きめなので取り回し性は、あまり良くないですが居住性や実用性が高いモデルです。
シトロエン グランドC4ピカソ
グランドC4ピカソは、フランスのメーカー「シトロエン」のミニバンです。
フランス車らしいオシャレなデザインとパノラミックフロントウィンドウやガラスルーフによる開放感が魅力のモデルです。
(ガラスの部分が広いので見晴らしが良く、開放的な気持ちになれます)
パワーユニットは「1600ccのガソリンターボ」と「2000ccのクリーンディーゼルターボ」となっています。
居住性では、1列目の場合はシートサイズが大きく快適に乗車することができます。
ただ、2列目は窮屈さを感じることは無く乗り心地も良いですが、3列目は足元と頭上が狭いです。
荷室は、2列目と3列目を倒すことで広く使うことができます。
あとは、重心が低いので走行安定性に優れています。
BMW・2シリーズ グランツアラー
2シリーズ グランツアラーは、ミニバンとしての実用性や居住性だけでなく、BMWらしい優れた走行性能を持つモデルです。
ただ、1列目と2列目は快適に乗車できますが、3列目は乗り降りがしづらく、床と座面の距離が短いので膝が上がりやすいです。
グランツアラーは、ミニバンとしての使い方というより3列目を倒して広い荷室にしてワゴンのような使い方が向いています。
グランツアラーのすごい所は、多人数が乗車した場合でも動力性能やハンドリング性能が高いままで走行自体を楽しむことができることです。
(FRではなく、FFとなっていますが走りの質はとても高いです)
それと、クリーンディーゼルは燃費性能も良いです。
国産ミニバンと比べると、居住性や実用性では見劣りしてしまう部分はありますが、優れた走行性能を求めているユーザーにとっては楽しめるモデルとなっています。
(ずっとBMWに乗っているファンだと少し物足りなさを感じるかもしれませんが、国産のファミリーカーと比べるとBMWらしい走りを楽しむことができます)
あとは、安全装備や運転支援システムも充実しています。
ランキング情報
価格は最廉価(最も安い)グレードの価格でランク付けさせていただいています。
価格の安さランキング
第1位「フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン」
価格:284万7000~389万9000円
人気グレードの価格:325万9000円(TSIコンフォートライン)
第2位「シトロエン グランドC4ピカソ」
価格:355万~380万円
人気グレードの価格:380万円(シャインBlueKDi)
第3位「フォルクスワーゲン シャラン」
価格:360万~467万9000円
人気グレードの価格:397万9000円(TSIコンフォートライン)
第4位「BMW 2シリーズ グランツアラー」
価格:393万~494万円
人気グレードの価格:414万円(218b)
第5位「メルセデスベンツ Vクラス」
価格:550万~749万円
人気グレードの価格:636万円(V220d)
燃費の良さランキング
燃費性能が一番良いグレードをランク付けの対象とさせていただいています。
第1位「BMW 2シリーズ グランツアラー」
15.8~21.3km/ℓ(JC08モード)
第2位「フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン」
18.5km/ℓ(JC08モード)
第3位「シトロエン グランドC4ピカソ」
14.6~18.0km/ℓ(JC08モード)
第4位「メルセデスベンツ Vクラス」
15.3km/ℓ(JC08モード)
第5位「フォルクスワーゲン シャラン」
15.0km/ℓ(JC08モード)
走行性能の高さランキング
動力性能や足回りなどを対象にランク付けさせていただいています。
第1位「BMW 2シリーズ グランツアラー」
第2位「フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン」
第3位「シトロエン グランドC4ピカソ」
第4位「フォルクスワーゲン シャラン」
第5位「メルセデスベンツ Vクラス」
荷室の広さランキング
荷室の広さは、2列目と3列目のシートを格納した場合の広さでランク付けさせていただきます。
第1位「メルセデスベンツ Vクラス」
高さ×幅×奥行き:1200×1200×2550mm
第2位「フォルクスワーゲン シャラン」
高さ×幅×奥行き:980×1080×21300mm
第3位「シトロエン グランドC4ピカソ」
高さ×幅×奥行き:860×1170×1900mm
第4位「フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン」
高さ×幅×奥行き:860×1030×1850mm
第5位「BMW 2シリーズ グランツアラー」
高さ×幅×奥行き:770×1015×1720mm
ボディの大きさランキング
第1位「メルセデスベンツ Vクラス」
全長×全幅×全高:4905×1930×1880mm
第2位「フォルクスワーゲン シャラン」
全長×全幅×全高:4855×1910×1750mm
第3位「シトロエン グランドC4ピカソ」
全長×全幅×全高:4605×1825×1670mm
第4位「フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン」
全長×全幅×全高:4535×1830×1670mm
第5位「BMW 2シリーズ グランツアラー」
全長×全幅×全高:4565×1800×1645mm
さいごに
外車のミニバンは、それぞれ特徴(魅力的な部分や性能の高さなど)が全然違います。
同じミニバンであっても、走行性能が高いモデルや、実用性が高いモデルなど様々です。
(国産ミニバンのように様々な性能がバランス良く作られているというよりは、何かに突出した性能を持った車種が多いです)
なので、ご自身のライフスタイルや求めているものに合っているものを、よく調べてからお選びください。