アウディのSUVについて
「アウディ」はドイツのプレミアムブランドでSUVは「Qシリーズ」といって車名にすべて「Q」が付きます。
現在は、Q7、Q5、Q3、Q2の4モデルがラインナップされています。
これから、アウディのSUVモデルについてご紹介させていただきますので、アウディのSUVを選ぶ時の参考にしてみてください。
アウディQ2
「Q2」はアウディSUVの中で最もコンパクトなサイズのモデルです。
ほとんどの立体駐車場が利用できるボディサイズで最小回転半径が5.1mと取り回し性が良いので日本の市街地でも運転しやすいです。
あとは、価格が299万円からとなっているので、国産SUVと変わらない価格でアウディのプレミアムSUVに乗れることも大きな魅力となっています。
そして、外観は他のQシリーズモデルと違って全高を低く抑えたクーペスタイルで、アウディ初となる「ポリゴン(多角形)」というデザインコンセプトを採用したモデルでもあります。
(従来のQシリーズデザインとは大きく違っています)
インテリアは、アウディの最小モデルですが大人が4名乗車しても狭さを感じることの無い広さになっています。
(室内はQ3とほとんど変わらない広さが確保されています)
前席は低めのシートになっていますが、ドアが大きいので乗り降りはしやすいです。
(前席は低めのドライビングポジションで頭上スペースには余裕があります)
後席もシートの高さは低めに設定して頭上や足元の空間を確保しています。
荷室は通常時で「405ℓ」の容量があって、後席のシートを倒すことで奥行きが1450mmになって容量は「1050ℓ」にまで拡大されます。
アウディQシリーズすべてで採用されている「バーチャルコックピット」は12.3インチの液晶ディスプレイで「速度計」や「回転計」「ナビ」「ドライバーインフォメーション」など様々な情報を表示してくれます。
エンジンは「1000ccの直3ターボ」と「1400ccの直4ターボ」がラインナップされています。
どちらにもアイドリングストップ機能やエネルギー回生機能を搭載することで燃費性能を向上させています。
現時点では、前輪駆動のモデルしか日本では発売されていないので、四輪駆動(4WD)しか乗らないユーザーにとっては残念な状態になっています。
(ディーゼル車のみなので、アウディ独自のフルタイム4WD「クワトロ」の設定はなく2WDしか販売されていないです)
前輪駆動ですが、車両重量が軽いので動力性能は低くないです。
それと、ディーゼルですが静粛性に優れています。
あとは、先進の安全装備を搭載しているので、安全性が高いです。
グレードと価格
1.0 TFSI :299万円
1.0 TFSI スポーツ:364万円
1.4 COD スポーツ:405万円
燃費
17.9~19.8km/ℓ
主要諸元
「全長×全幅×全高」
4200×1795×1500mm
「ホイールベース」
2595mm
「最小回転半径」
5.1m
「総排気量」
999cc
「最高出力」
116ps(85kW)/5000-5500rpm
「最大トルク」
200Nm(20.4kg-m)/2000-3500rpm
「燃料タンク容量」
50ℓ
「トランスミッション」
7速DCT
「タイヤ」
前:215/60R16
後:215/60R16
アウディQ3
「Q3」はコンパクトサイズのSUVです。
全長は4400mmと短いですが、全幅は1800mmあるのでコンパクトカーとしては少しボリュームのあるサイズです。
ミドルサイズのQ5を一回り小さくしたモデルで、2012年に発売されて以来アウディブランドの中でも高い人気となっています。
(2017年3月にはマイナーチェンジをしています)
内外装が上質で、アイポイントが高く運転しやすいモデルです。
エンジンは前輪駆動が「1400ccの直4ターボ」で四輪駆動(クワトロ)が「2000ccの直4ターボ」となっています。
あとは、「RS Q3」という「2500ccの直5ターボ」を搭載した高性能なスポーツモデルもラインナップされています。
(RS専用のサスペンションやブレーキのチューニングを施してあります)
コックピットではダッシュボードの上にナビが付いていて見やすいです。
居住性については、前席はホールド性の高いシートで見晴らしも良いので運転しやすいです。
ただ、後席は大人でも問題なく座ることはできますが足元が少し狭く感じます。
装備面では、エンジンやトランスミッションなどの走行機能を4段階に切り替えて制御してくれる「アウディドライブセレクト」が装備されています。
他には、スイッチを押すだけで開閉できる電動式のルーフがオプション設定されています。
荷室の大きさは高さ675mm、幅1000mmで容量は460ℓとなっています。
後席を倒せば奥行きが1720mmにまで拡大されます。
安全面では、自動ブレーキなどの安全装備は設定されていないです。
プレミアムモデルなので安全装備を充実してほしいです。
グレードと価格
1.4 TFSI :369万円
1.4 TFSI スポーツ:386万円
2.0 COD クワトロ180PS:469万円
RS Q3 パフォーマンス:マッド818万円
燃費
15.0~17.4km/ℓ
主要諸元
「全長×全幅×全高」
4400×1830×1595mm
「ホイールベース」
2605mm
「最小回転半径」
5.7m
「総排気量」
1394cc
「最高出力」
150ps(110kW)/5000-6000rpm
「最大トルク」
250Nm(25.5kg-m)/1500-3500rpm
「燃料タンク容量」
63ℓ
「トランスミッション」
6速DCT
「タイヤ」
前:235/55R17
後:235/55R17
アウディQ5
「Q5」はアウディのミドルサイズSUVです。
世界的に高い人気を誇るモデルで、2017年にフルモデルチェンジをしています。
大柄ボディのQ7よりはコンパクトで運転しやすいですが、全幅は1900mmもあります。
フルモデルチェンジ後は、先代モデルと比べて約60kg軽量化されています。
ボディが軽くなったので動力性能も向上しています。
そして、ハンドリング性能に優れていて静粛性も高いです。
乗降性では後席のドアが90°近くまで開閉するので、乗り降りはしやすくなっています。
コックピットのインパネは質感が高くスポーティでシンプルな水平基調のデザインになっています。
メーターの中央部分には燃費などのあらゆる情報が表示されます。
ナビやオーディオなどを手元で操作することができる「MIMI(マルチメディアインターフェイス)」はスマホのように操作することができるようになっています。
先進技術の多目的ディスプレイ「アウディバーチャルコックピット」も搭載されています。
荷室は通常時で容量が「550ℓ」でシートを倒せば最大で「1550ℓ」にまで拡大されます。
グレードと価格
2.0 TFSI クワトロ:662万円
2.0 TFSI クワトロスポーツ:691万円
3.0 SQ5:892万円
燃費
11.9~13.9km/ℓ
グレードと価格
2.0 TFSI クワトロ:662万円
2.0 TFSI クワトロスポーツ:691万円
3.0 SQ5:892万円
燃費
11.9~13.9km/ℓ
主要諸元
「全長×全幅×全高」
4685×1900×1665mm
「ホイールベース」
2825mm
「最小回転半径」
5.5m
「総排気量」
1984cc
「最高出力」
185ps(252kW)/5000-6000rpm
「最大トルク」
370Nm(37.7kg-m)/1500-4500rpm
「トランスミッション」
7速DCT
アウディQ7
アウディ初の本格SUVとして登場したモデルです。
アウディSUVの最上級モデルで現行型は2代目となります。
初代モデルは、2006年に発売をして2013年に一度販売が終了していますが、2016年に現行モデルが再販されています。
パワートレーンは「2000cc直4ターボ」と「3000ccV6スーパーチャージャー」がラインナップされています。
あとは、基本パッケージは5人乗りですが、3列シートの7人乗りを選ぶこともできます。
先代と比べると2代目モデルは、ボディサイズが少し小さくなっていますが、それでも全長が5m以上で、全幅が約2mもある大柄ボディとなっています。
(先代モデルと比べると最大で300kgも軽量化されています)
駆動方式は他のQシリーズとは違い「4WD(クワトロ)」のみとなっています。
安全装備や運転支援システムは先進の技術が搭載されて充実しています。
グレードと価格
2.0 TFSI クワトロ:804万円
3.0 TFSI クワトロ:920万円
燃費
11.7~12.6km/ℓ
主要諸元
「全長×全幅×全高」
5070×1970×1735mm
「ホイールベース」
2995mm
「最小回転半径」
5.7m
「総排気量」
1984cc
「最高出力(+モーター)」
252ps(185kW)/5000-6000rpm
「最大トルク(+モーター)」
370Nm(37.7kg-m)/1600-4500rpm
「燃料タンク容量」
75ℓ
「トランスミッション」
8速AT
「タイヤ」
前:235/65R18
後:235/65R18
さいごに
アウディはドイツのプレミアム御三家(アウディ、ベンツ、BMW)と言われる高級車です。
ただ、最近のアウディSUVモデルはコンパクトで価格が比較的割安になっています。
(299万から販売されています)
上質なデザインや走行性能の高さなどを残しつつ新たなユーザーを増やそうとしているのだと思います。
これからも敷居を下げたモデルを展開して、多くの人にアウディの良さを体感してほしいです。