マツダCX-8の評価!価格や燃費、値引き額とは?

マツダCX-8とは?

「マツダCX-8」は、マツダのフラッグシップSUVモデルで多人数が乗車できる3列シートを備えたモデルです。

全車に3列シートを採用しているので、CX-5と比べると全長が355mm長くなっていて、ホイールベース(車の前輪から後輪までの距離)は、230mmも伸びています。

マツダはもともと北米向けに3列シートを搭載した「CX-9」というモデルを販売していましたが、そのCX-9をベースとして国内市場向けに造られたモデルが「CX-8」です。

パワートレーンは「2200ccのクリーンディーゼル」となっていて、4WDと2WDが用意されています。

エンジンの基本的な部分はCX-5と同じですが、CX-8には「急速多段燃焼」の技術が導入されたことによって、CX-5と比べるて最高出力が15ps、最大トルクが3.1kg-mも向上しています。
ただ、ボディが長くなった分、重量も約200kgほど重たくなっています。

CX-8のグレードと価格

グレード 駆動方式 価格
XD Lパッケージ (4WD) 419万400円
XD Lパッケージ (2WD) 395万8200円
XD プロアクティブ (4WD) 376万9200円
XD プロアクティブ (2WD) 353万7000円
XD (4WD) 342万9000円
XD (2WD) 319万6800円

購入例

合計 368万1930円
車両本体価格 353万7000円
自動車税 4万5000円
自動車取得税 免税
自動車重量税 免税
自賠責保険料 3万6780円
リサイクル料金 1万3150円
諸費用 5万円

※CX-8は規制をクリアしたクリーンディーゼルを搭載しているので購入の時に「自動車取得税」と「自動車重量税」が免税となります。

それと、「クリーンディーゼル対象車」でもあるので、申請をすると最大で6万4000円の補助金を受けることができるようになります。

値引き額

5万~19万円

発売されたばかりなので、割引はあまりされないです。

CX-8はSUVの中で価格が高い方なので「ハリアーハイブリッド」との競合が良いです。

あとは、同じように3列シートを備えたSUVの「エクシーガクロスオーバー7」や、SUVではなく「ヴェルファイア」や「アルファード」といったミニバンでも競合することができます。

CX-8の燃費

17.0km/ℓ(JC08モード)

使用燃料:軽油

タンク容量:74ℓ

燃料を満タンにした場合の金額:7,622円

燃料を満タンにした場合の走行距離:1,258km

CX-8の主要諸元

(XD Lパッケージ (4WD))

「全長×全幅×全高」

4900×1840×1730mm

「ホイールベース」

2930mm

「最低地上高」

200mm

「最小回転半径」

5.8m

「総排気量」

2188cc

「車両重量」

1900kg

「エンジン」

直4DOHCターボ

「最高出力」

190ps/4500rpm

「最大トルク」

45.9kg-m/2000rpm

「トランスミッション」

6EC-AT

「タイヤサイズ」

225/55R19 99V

「サスペンション」

前:マクファーソンストラット式

後:マルチリンク式

「ブレーキ」

前:ベンチレーテッドディスク

後:ディスク

CX-8の評価や魅力とは?

外観(エクステリア)

外観のデザインはマツダの新型車すべてで採用している「鼓動デザイン」で、シンプルながら美しいスタイルになっています。

そして、マツダの塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」によって、質感の高い鮮やかな色になっています。

個性的ではないですが、飽きの来ないデザインです。

外観のボディ自体はCX-5のストレッチ仕様(ボディを長くした造り)になっています。

Bピラー(前席と後席の間)から後ろの部分を伸ばしてホイールベースも長くしてあります。

そして、乗り降りしやすいように後席のドアを最大で80度まで開くように設定されています。

(ドアを長めにして開口幅も広げてあります)

内装(インテリア)

ステアリングホイールは全車が黒の本革巻きになっていて手触りがとても良いです。

ダッシュボードの中央には7インチのセンターディスプレイが付いています。

それと、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」はフロントガラスに投影するタイプのもので、制限速度や道路標識などを表示してくれます。

シートの一列目は適正なドライビングポジションが誰でもとれる造りになっていて、リラックスをしながら運転できるシート形状になっています。

身長が189cmの人でもゆったりと座ることができます。

2列目シートは、6人乗りがキャプテンシートになっていて、7人乗りがベンチシートになっています。

(キャプテンシートは2人掛けで左右独立型のシートで、ベンチシートは3人掛けでベンチのように横がつながったシートです)


(6人乗りキャプテンシート)


(7人乗りベンチシート)

2列目シートは、186cm以下の人がゆったりとくつろげる居住空間となっています。

3列目シートは身長が170cm以下の人が余裕を持って座れる造りになっています。

荷室(ラゲッジルーム)

CX-8の荷室はキャンプやレジャーでも使いやすいように広く設定されています。

「荷室の広さ(高さ×幅×奥行き)」

通常時:725×1015×500mm

3列目格納時:725×1015×1225mm

2列目+3列目格納時:725×1015×1225mm

2列目や3列目のシートを倒すと段差のないフラットな大容量の荷室になります。

(2列目と3列目のシートはレバーやストラップを操作することで簡単に畳むことができます)

それと、荷室の下にも荷物を入れるスペースがあります。

(サブトランクは307mmの深さがあります)

安全装備

「360°ビュー・モニター」

前後左右についているカメラによって、周囲すべての障害物や接近するものを検知して、警報や映像で知らせてくれるようになっています。

狭い場所での駐車や、死角になるT字路なども安全に車を移動させられます。

CX-8は、大きいサイズの車ですが周りがすべてカメラ操作で確認できるので安心して駐車することができます。

「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」

従来の赤外線カメラから新たに「フォワード・センシング・カメラ」を採用したことにより、検知できる角度が約2倍になっています。

車両だけでなく歩行者も検知することができます。

(車両も歩行者も自動ブレーキは80キロ以下で作動します)

「オートハイビーム機能が付いたヘッドライト」

単にハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるのではなく、状況に応じて様々な切り替えをしてくれます。

カメラで対向車や歩行者、先行車のテールランプ、標識など様々なものを検知して、必要な部分だけを照らしてくれます。

「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」

15km/h以上で走行中、車線変更をしようとした時に後方や側面の死角エリアにいる車両を検知して警報で知らせてくれます。

他にも駐車場からバックで出る時、近くに車両がいる場合も警告してくれる「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)という機能が装備されています。

「その他の安全装備」

・ペダルの踏み間違いを抑制する「AT誤発進抑制制御(前後)」

・居眠り運転などの異常な運転を警告してくれる「ドライバー・アテンション・アラート」

(疲れていない時の通常運転を学習して、データと大きな違いがある場合に警告してくれます)

・ウィンカーを作動させずに車線を逸脱しようとすると警報で知らせてくれる「車線逸脱機能」

・車線の逸脱を防ぐ為にステアリング操作をサポートしてくれる「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」

CX-8のメリットとデメリットとは?

とても居住性が高く3列目シートまで快適に座ることができます。

ただ、3列目シートに関してはミニバンの人気車種と比べてしまうと少し狭く感じます。

あとは、シートアレンジが多彩なのと2列目シートを後方にスライドさせると足下が広くなって開放的な気分で乗車できます。

それと、クリーンディーゼルターボは動力性能と燃費性能に優れています。

(ボディは重たいですが燃費は良い方です)

内装も上質で安全装備も優れています。

ただ、CX-5と比べると、かなり割高となっています。

(ヴォクシーなど人気のミニバンと比べても100万円ほど価格が高くなります)

さいごに

今までに3列目シートを搭載したSUVのクロスオーバーモデルはありましたが「マツダCX-8」は、それらとは違うタイプのモデルです。

居住性や安全性、高級感などを見ると、現時点ではライバルが存在しないです。

(同じ3列シートを搭載していて、室内長を伸ばして居住性を高めるミニバンともまったく違うタイプのモデルです)

マツダの車は個性を前面に押し出すタイプではなく、乗ってみて、使ってみてから「良い車」と感じさせる車が多いです。

CX-8は乗り心地が良く快適で、広い室内空間で走りを楽しむことができる今までにない新しいタイプのSUVとなっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です