最近のSUV外車(輸入車)の人気の特徴とは?
以前は、SUVの外車(輸入車)の人気の特徴は、走りや質感といった部分に魅力を感じているユーザーが多かったのですが、最近では「安全性」や「割安な価格」で選ぶユーザーが増えてきています。
ボルボは、安全装備がかなり進歩していて人気が高まっているし、ベンツのGLAクラスはコンパクトで輸入SUVの中では割安な価格なので人気があります。
これから、人気があって動力性能や安全性、実用性に優れた輸入SUVを10台ご紹介させていただきますので、あなたのクルマ選びの参考にしてみてください。
第10位「フォルクスワーゲン ティグアン」
先進の技術と上質な乗り心地が魅力のティグアン。
(2018年8月一部改良)
価格:369万9000円~529万円
燃費:16.3~17.2km/ℓ
主要諸元
全長:4500mm
全幅:1860mm
全高:1675mm
ホイールベース:2675mm
車両重量:1540kg
総排気量:1394cc
最低地上高:180mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:5.4m
最高出力:150ps/5000~6000rpm
最大トルク:25.5kg-m/1500~3500rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
TSIコンフォートライン:363万6000円
プロフィール
ティグアンは、インターネットにつながる車としてフォルクスワーゲン専用のオンラインサービス「CarNet」を採用しています。
オンラインサービスとつながることで全国の交通情報やガソリンスタンド、駐車場、天気など様々な情報を運転しながら得ることができるようになっています。
(音声で施設検索ができるので行きたい場所があれば車に話しかけるだけで情報が得られます)
他にも、ヘッドアップディスプレイを搭載しています。
あとは、スマートフォンとつなげることができるので家にいながらエアコンのONとOFFを切り替えることもできます。
それと、安全装備や運転支援システムも優れています。
自動ブレーキ以外にも、縦列駐車や車庫入れのステアリング操作を自動で行ってくれるシステムも設定されています。
居住性では、先代モデルと比べてボディサイズを大きくし、ホイールベース(前輪と後輪の間の距離)も長くすることで車内を広くしてあります。
後席にはテーブルが標準装備されています。
荷室は後席を倒すことでフラットな状態になり、シートアレンジも多彩で実用性が高いです。
第9位「BMW X2」
BMWで最もコンパクトでクーペスタイルのX2。
(2018年4月発売)
価格:439万円~518万円
燃費:14.6~15.6km/ℓ
主要諸元
全長:4375mm
全幅:1825mm
全高:1535mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1620kg
総排気量:1998cc
最低地上高:180mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:5.1m
最高出力:192ps/5000rpm
最大トルク:28.6kg-m/1350~4600rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
xDrive2.0i M Sport X:515万円
プロフィール
X2は、クーペスタイルのコンパクトモデルです。
そして、BMWのSUVモデル(Xシリーズ)の中では最も小さいモデルとなっています。
ボディがクーペスタイルで、スポーティなデザインです。
(ハッチバックに近いクーペスタイルとなっています)
(BMWのXシリーズでは、X2やX4など偶数をスポーティなクーペスタイル、X1やX3など奇数を実用的なモデルとしています)
SUVスタイルですが全高を低く抑えてあるので立体駐車場を利用することができます。
それと、ボディサイズはコンパクトですが、車内は狭さを感じることなく長距離運転でも問題はないです。
(シートポジションが低く、全幅は広いので外観の見た目以上に車内は広く感じます)
荷室は少し狭いですが、シートアレンジがしやすく、床下がサブトランクになっているので使い勝手は悪くないです。
他には、安全装備や運転支援システムが充実しています。
エンジンは2種類で「1500ccのFF(前輪駆動)」と「2000ccの4WD」がラインナップされています。
走りの面では、BMWらしく優れたハンドリング性能を持ち、小回りも利くので扱いやすくスポーティな走りを楽しむができるモデルとなっています。
第8位「BMW X5」
オンロードとオフロードの両方で高い走行性能を持つX5。
(2017年10月一部改良)
価格:920万円~1681万円
燃費:8.6~14.0km/ℓ
主要諸元
全長:4910mm
全幅:1985mm
全高:1760mm
ホイールベース:2935mm
車両重量:2370kg
総排気量:4394cc
最低地上高:210mm
エンジン:V8DOHCターボ
最小回転半径:5.9m
最高出力:450ps/5500rpm
最大トルク:66.3kg-m/2000~4500rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
xDrive35d:943万円
プロフィール
北米向けに開発された高い走行性能を持つ上級Lサイズモデルです。
エンジンの種類が豊富で、「ガソリン車」「ディーゼル車」「プラグインハイブリッド」がラインナップされています。
(多彩なグレードを用意してユーザーの選べる幅を増やしたり、ニーズに応えています)
居住性はLサイズボディで車内が広く、乗り心地はゆったりしていて快適です。
そして、荷室も広く実用性が高いです。
走行面では、 動力性能や足回り、ハンドリング性能、直進安定性の良さなどによってBMWらしい走りを楽しむことができます。
他にも、ドライバーを支援する先進技術が搭載されていて安全性に優れています。
(走ってきた道を記憶していて、通ってきた道をバックする時に自動でステアリング操作してくれるという驚くような機能も搭載しています)
デメリットとしてはボディが大きいので日本では取り回し性に注意が必要です。
それと、ボディが重たいので燃費性能はあまり良くないです。
第7位「ボルボ XC60」
優れた安全性能と上質な乗り心地が魅力のXC60。
(2018年1月一部改良)
価格:599万円~899万円
燃費:11.5~16.1km/ℓ
主要諸元
全長:4690mm
全幅:1900mm
全高:1660mm
ホイールベース:2865mm
車両重量:2170kg
総排気量:1968cc
最低地上高:215mm
エンジン:4DOHC
最小回転半径:5.7m
最高出力:320ps/5700rpm
最大トルク:40.8kg-m/2200~5400rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
D4 AWD Momentam:599万円
プロフィール
「日本カーオブザイヤー」や「ワールドカーオブザイヤー」など様々な賞を受賞し高い評価を得ているミドルサイズのSUVです。
(ミドルサイズのSUVですが全幅が1900mmもあるワイドボディとなっています)
XC60の大きな魅力は、世界トップレベルの高い安全装備や運転支援システムです。
主なもので・・・
・歩行者、自転車、大型動物などの夜間でも検知してくれる自動ブレーキを装備
・右折時の危険を避ける為の自動ブレーキにも対応
・センターラインをはみ出して対向車との危険が迫った場合は、自動でステアリング操作を行う(60~140km/h)
・後方から追突の危険性があれば、ハザードランプを早く点滅させて注意を促し、停止時であれば二次被害を防ぐ為に自動ブレーキを作動させる
他にも、優れた安全装備が豊富に設定されています。
(国産車と比べると、より先進的な安全装備となっています)
居住性では、全長の長さの割に後席はあまり広くはないのですが、上質で乗り心地が良く快適です。
そして、走行性能も高いです。
ただ、ボディの全幅が広く、最小回転半径が5.7mなので取り回し性には注意が必要です。
第6位「メルセデス・ベンツ GLA」
メルセデス・ベンツのSUVシリーズで最もコンパクトなGLA。
(2017年4月マイナーチェンジ)
価格:414万円~824万円
燃:12.3~16.4km/ℓ
主要諸元
全長:4430mm
全幅:1805mm
全高:1505mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1570kg
総排気量:1991cc
最低地上高:150mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:5.7m
最高出力:184ps/5500rpm
最大トルク:30.6kg-m/1200~4000rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
GLA180:414万円
プロフィール
GLAは、メルセデス・ベンツのSUVシリーズの中で最もコンパクトなサイズのモデルです。
SUVですが、全高が低めに設定されているので立体駐車場を利用することができます。
そして、重心が低くワイドなボディなので直進、コーナーリングともに安定した走りができます。
それと、運転もしやすいモデルです。
最低地上高は140~150mmでセダンと変わらない高さなので、悪路を走行するオフロードタイプのSUVではないです。
4WDモデルもラインナップされていますが、オフロードを走行する為というよりも、積雪や未舗装などの走行で安定性を高める為のものとなっています。
他には、燃費を重視する「エコ」やスポーツ性を高める「スポーツ」など、エンジンの特性やサスペンション、ハンドリング性能などを自由に設定できる「ダイナミックセレクト」を搭載しています。
「AMG GLA45 4MATIC」にはサーキットを走る為の専用モード「レース」も搭載されています。
あとは、安全装備や運転支援システムにも優れています。
第5位「BMW X3」
優れた走行性能が魅力のX3。
(2017年10月フルモデルチェンジ)
価格:657万円~878万円
燃費:13.5~17.0km/ℓ
主要諸元
全長:4720mm
全幅:1890mm
全高:1675mm
ホイールベース:2865mm
車両重量:1830kg
総排気量:1995cc
最低地上高:210mm
エンジン:4DOHCディーゼルターボ
最小回転半径:5.7m
最高出力:190ps/4000rpm
最大トルク:40.8kg-m/1750~2500rpm
使用燃料:軽油
おすすめグレード
xDrive20d M Sport:727万円
プロフィール
X3は、後輪駆動をベースとした4WDのミドルサイズSUVです。
(駆動方式は4WDのみとなっています)
エンジンは「2000ccのガソリンターボ」「2000ccのディーゼルターボ」「3000ccのディーゼルターボ」がラインナップされています。
BMW独自のフルタイム4WD「xDraive」の搭載によって、路面状況に応じて駆動力の配分を最適なものにしてくれるので、オンロードとオフロードの両方で高い走行性能を発揮してくれます。
あとは、安全装備や運転支援システムも優れています。
音声認識やタッチスクリーンを搭載したナビシステムや、一部のモデルに対してはヘッドアップディスプレイを標準装備しています。
荷室の広さは通常時で550ℓ、後席を折りたたむと最大で1600ℓまで拡大することができます。
他には、高遮音性のガラスを採用することで、車内の静粛性を高めています。
X3は、SUVとしての高い走行性能と上質な乗り心地を兼ね備えたモデルとなっています。
第4位「ジープ ラングラー」
優れた悪路走破性を持つ本格クロカンモデルのラングラー。
(2018年11月フルモデルチェンジ)
価格:459万円~530万円
燃費:7.5~11.5km/ℓ
主要諸元
全長:4870mm
全幅:1895mm
全高:1845mm
ホイールベース:3010mm
車両重量:1950kg
総排気量:1995cc
最低地上高:200mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:6.2m
最高出力:272ps/5250rpm
最大トルク:40.8kg-m/3000rpm
使用燃料:レギュラーガソリン
おすすめグレード
アンリミテッド・スポーツ:494万円
プロフィール
ラングラーは歴史が長く、世界で最も有名な本格オフロードモデルです。
水深50cmの川や、岩場、砂地、泥道などあらゆる場所での走行が可能となっています。
2018年のフルモデルチェンジによって、長い間採用されていた4WDシステムは機械式のパートタイム方式から電子制御のフルタイム方式が採用されています。
(フルタイム4WDは、自動で前後輪に駆動力を配分してくれるシステムです)
駆動方式はフルタイムになっても、ドライバーの意思でFR(後輪駆動)と4WDに切り替えたり、ローギアに入れることもできます。
そして、以前はボディサイズが大きい割に後席が狭いというデメリットがありましたが、現行型では改善されて広くなっています。
あとは、インテリアの質感も向上しています。
それと、オンロードでの乗り心地も良くなっています。
(オンロードの乗り心地は改善されていますが、あくまでも悪路走破性に特化したモデルとなっています)
他にも、先代モデルでは最小回転半径が7.1mもあって取り回し性が良くなかったのですが、現行型では6.2mまで改善されています。
エンジンは従来モデルからある「3600ccガソリンエンジン」に加えて「2000ccのガソリンターボ」が追加されています。
安全面では、自動ブレーキは搭載されていませんが、車両が急接近した場合などに警告してくれる機能が搭載されています。
あとは、先方車両に自動で追従するアダクティブ・クルーズ・コントロールも採用されています。
第3位「アウディ Q2」
アウディで最もコンパクトなサイズのSUVモデルQ2。
(2018年9月一部改良)
価格:299万円~411万円
燃費:17.9~19.8km/ℓ
主要諸元
全長:4200mm
全幅:1795mm
全高:1500mm
ホイールベース:2595mm
車両重量:1340kg
総排気量:1394cc
最低地上高:180mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:5.1m
最高出力:150ps/5000~6000rpm
最大トルク:25.5kg-m/1500~3500rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
30TFSI:299万円
プロフィール
全長が4.2mと短くコンパクトなので街中で運転しやすいサイズとなっています。
そして、全高も1.5mに抑えられているので立体駐車場を利用することもできます。
全長は短いですが、車内はそれほど狭く感じないです。
外観のデザインでは、「多角形」をイメージした新しいポリゴンデザインを採用しています。
走行面では、ハンドリング性能や安定性に優れていて、取り回し性も良いです。
エンジンは、「1400ccのガソリンターボ」と「1000ccのガソリンターボ」がラインナップされています。
1400ccのガソリンターボは、ノーマルエンジン2500cc並の動力性能を持っています。
1000ccのガソリンターボは、街中での走行は何も問題は無いですが高速道路や登り坂などで力不足を感じたり、アクセルを踏み込むことによるノイズ音が少し気になる場合があります。
安全装備は充実していて、先方車両に自動で追従するクルーズコントロールが標準装備されています。
あとは、輸入SUVの中では価格や燃費の面でコストパフォーマンスが良いです。
第2位「メルセデス・ベンツ GLC」
メルセデス・ベンツのミドルサイズSUVのGLC。
(2016年2月発売)
価格:621万円~1462万円
燃費:10.3~16.2km/ℓ
主要諸元
全長:4670mm
全幅:1900mm
全高:1640mm
ホイールベース:2875mm
車両重量:2110kg
総排気量:1991cc
最低地上高:175mm
エンジン:4DOHCターボ+モーター
最小回転半径:5.5m
最高出力:211ps/5500rpm
最大トルク:35.7kg-m/1200~4000rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
GLC220d 4マチック:696万円
プロフィール
GLCは、Cクラスのプラットフォームをベースに作られたSUVモデルです。
以前は「GLK」の車名で販売されていた車の後継機モデルとなります。
ミドルクラスのSUVですが、運転していてそれほど大きさを感じさせない作りになっているのでセダンのような乗用車感覚で運転することができます。
荷室の容量は通常時で550ℓ、後席のシートを倒すと1600ℓまで拡大されます。
あとは、リアバンパーの下に足を近づけることで自動的に開けることができるハンズフリー機能が付いていて荷物で両手がふさがっている場合は便利です。
他にも、ドライバーの好みでエンジンやトランスミッションなどの特性、ステアリングの制御を選ぶことができる「ダイナミックセレクト」を搭載しています。
ダイナミックセレクトでモードを変更することによって、標準仕様で快適な状態の「コンフォート」や燃費を優先した「エコ」、スポーティな走りの「スポーツ」など走り方を変えることができます。
(スポーツモードをよりダイナミックな走りに変える「スポーツ+」も選択できます)
エンジンでは、ガソリン車の他にディーゼルやプラグインハイブリッドも設定されていて選べる幅が広いです。
(プラグインハイブリッドは低燃費で加速性能にも優れています)
GLCは快適な乗り心地とスポーティな走りを楽しむことができるSUVとなっています。
第1位「BMW X1」
走行性能とドライビングアシスト機能に優れているX1。
(2017年8月一部改良)
価格:423万円~631万円
燃費:14.3~19.6km/ℓ
主要諸元
全長:4455mm
全幅:1820mm
全高:1600mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1520kg
総排気量:1998cc
最低地上高:175mm
エンジン:4DOHCターボ
最小回転半径:5.4m
最高出力:231ps/5000rpm
最大トルク:35.7kg-m/1450~4500rpm
使用燃料:プレミアムガソリン
おすすめグレード
xDraive18d:470万円
プロフィール
BMWのSUVモデルXシリーズの中で全長が短くコンパクトなサイズのモデルです。
(BMWでは、SUVではなくスポーツ・アクティビティ・ヴィークルを略してSAVという呼び方をしています)
コンパクトサイズのモデルですが、エンジンを前輪駆動の横置きにすることで車内の空間効率を高めて後席を広く快適にしてあります。
エンジンは「1500ccで前輪駆動のガソリンターボ」「2000ccで4WDのガソリンターボ」「2000ccで4WDのディーゼルターボ」がラインナップされています。
4WDは電子制御されたトルク配分方式を採用することでオンロードとオフロードの両方で走行性能を高めています。
荷室の通常時の容量は「505ℓ」で、後席のシートを倒すことによって「1550ℓ」まで拡大することができます。
あとは、安全装備や運転支援システムも充実しています。
「BMW SOSコール」を採用していて、エアバックを使用するような事故が起きた場合には自動でコールセンターに発信をしてくれます。
(車両が自動で発信してくれることによって、事故を起こしたドライバーが気を失っていたとしても救急対応をしてくれます)
他にも「BMWコネクテッド・ドライブサービス」によって、車の中に居ながら最新のオンライン情報を常に得ることができます。
それ以外にも、スマホを使って駐車した車の場所を確認することができるサービスや運転中のドライバーに代わってコールセンターのオペレーターが様々な情報を調べてくれるサービスも搭載されています。
優れた走行性能だけでなく、支援システムやサービスの質の高さも大きな魅力となっています。
さいごに
外車(輸入車)は国産車と比べて全般的に純正ナビが使いづらかったり、価格や維持費が高かったりといったデメリットはありますが、それ以上に得られる満足感があります。
あなたにとって最高だと思える輸入車SUVに出会えることを願っています。