軽自動車が人気の理由とは?
軽自動車の人気の理由はなんといっても維持費の安さです。
自動車税が他のジャンルの車に比べるとかなり安いです。
車検費用も修理する所がなければ、だいたい4~5万円くらいで済みます。
そして、燃費性能もかなり良いです。
最近ではコスト面だけでなく安全機能や居住空間の良さも魅力となっています。
これから軽自動車の中で人気の高い上位10車種をご紹介させていただきますので、あなたのクルマ選びの参考にしてみてください。
第10位「スズキ ハスラー」
軽ハイトワゴンとSUVを融合させたクロスオーバーモデルのハスラー。
街乗りでも悪路でも走りやすいモデルなのでレジャー好きのファミリー層に人気のモデルです。
価格と燃費
価格:110万520~174万8520円
燃費:24.0~32.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
G(4WD・CVT): 132万3000円
値引き額
5万~14万円
メリットとデメリット
4WDで最低地上高が175mmもあるので雪道やデコボコの道でも気にしないで走ることができます。
それと4WDは、駆動力を高める「グリップコントロール」を装備しています。
他には急な下り坂でアクセルやブレーキを踏まなくても自動で走行してくれる「ヒルディセントコントロール」も搭載されています。
あとは、荷室が樹脂パネルになっているので、汚れても掃除が楽です。
燃費も「S-エネチャージ」の導入によって向上しています。
安全面でも「デュアルカメラブレーキサポート」になったので発売当初に比べると安全性が進化しています。
居住性では、後席は軽自動車の中では比較的広めとなっています。
そして、車内には実用的な小物入れが多数あります。
それと、シートアレンジが多彩なので様々な使い方ができるので実用性も高いです。
デメリットとしては、ターボ車の乗り心地があまりよくないように感じます。
あとは、安全装備がグレードによって差別化されています。
(グレードによって、サイド&カーテンエアバッグが装備されていないなどの差別化があります)
第9位「ホンダ N-WGN(ワゴン)」
乗用車感覚で運転できる軽自動車のNワゴン。
とてもシンプルなデザインですが、操作性が良く、居住性や収納性に優れていて、燃費代や車両価格も抑えられる万能車です。
スライドドアは装着していませんが、室内が広くて価格が割安なので、幅広いユーザーから人気があります。
価格と燃費
価格:109万~178万9000円
燃費:23.0~29.4km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
SSパッケージⅡ特別仕様車(FF・CVT):132万3000円
値引き額
5万~14万円
メリットとデメリット
前後席とも足元や頭上が広いので快適な居住空間になっています。
燃料タンクを前席の下に搭載することで後席の足元に収納スペースを作ってあります。
その広い収納スペースに「リアシートアンダートレー」というトレーがあって傘のような長いものでも収納できます。
(幅が99cm、奥行が33cmのワイドなトレーが設置されています)
安全装備は、時速30キロ以下で作動する衝突支援機能が付いていて低速ですが安全面をサポートしてくれます。
(ただ、他の人気車種と比べると安全装備の性能は少し低いです)
後席のシートは左右分割ではなく一体型ですが、スライド機構があるので自由にアレンジできます。
あとは、すべての窓で紫外線と赤外線をカットしてくれる「360° スーパーUV、IRカットパッケージ」を装備してあります。
(紫外線は約99%カットしてくれます)
そして、ボディが水平基調のデザインなので視界が良く運転しやすいです。
第8位「スズキ アルト」
軽自動車の中で最も低燃費で経済性に優れているアルト。
1979年に誕生したアルトは、約40年もの長い間支持され続けているロングセラーモデルです。
燃費性能は軽自動車の中で最も良く、国産車全体の中でもトップクラスの低燃費モデルとなっています。
(ハイブリッド以外のガソリン車の中で最も燃費が良いです)
価格は最廉価(最も安い価格)のモデルは80万円台からとお求めやすい価格設定になっています。
価格と燃費
価格:84万7800~126万6840円
燃費:24.6~37.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
S(FF・CVT):106万1640円
値引き額
7万〜15万円
メリットとデメリット
低価格のモデルですが、全車に横滑り防止装置(ESP)を搭載していて、レーダーブレーキサポートや誤発信抑制機能、車線逸脱警報なども設定されています。
2018年の12月に安全装備がグレードアップしたことで、以前は30km/h以下の車両でしか作動しなかった自動ブレーキが、100km/hまで対応となり、さらに歩行者も検知してくれます。
他には、時速メーターの部分に照明が付いていて、燃費の良い運転をしているとブルーからグリーンの色に変化します。
(価格だけでなくユーザーの出費を極力抑える設備も搭載してくれています)
あとは、水平基調の作りなので前方の視界が良く運転しやすいです。
アルトは国産車の中で経済性に優れているモデルですが、デメリットとしては後席や荷室が少し狭いのと乗り心地が硬めとなっています。
第7位「ダイハツ ミライース」
軽自動車で最も低価格なモデルのミライース。
(数千円の差ですがアルトよりも低価格となっています)
低燃費、低価格なだけでなく安全性能もとても高いモデルです。
価格と燃費
価格:84万2400~134万7840円
燃費:32.2~35.2km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
XリミテッドSAⅢ(FF・CVT): 109万6200円
値引き額
5万~13万円
メリットとデメリット
ミライースの魅力は低価格、低燃費によるコストパフォーマンスに優れている所です。
軽自動車の中で最も低価格で、燃費性能にも優れています。
そして、低価格なのに安全装備も充実しています。
緊急自動ブレーキは車両だけでなく歩行者も検知してくれて、「車線逸脱警報機能」や「前後の誤発進抑制機能」の他にハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる「オートビーム」も装備されています。
そして、背の高いハイトワゴンではなく、全長が1500mm以下なので立体駐車場を利用することができます。
全高は抑えてありますが、車内は狭さを感じないです。
デメリットとしては、足回りのコストを低減している影響で、乗り心地が少し硬めになっています。
あとは、後席の足元を広げている分だけ荷室が狭くなっています。
第6位「スズキ ワゴンR」
燃費、安全性、走行性など幅広く高い性能を持つワゴンR
価格と燃費
価格:107万8920~177万9840円
燃費:27.0~33.4km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
ハイブリッドFXリミテッド(FF・CVT):131万2200円
値引き額
6万~14万円
メリットとデメリット
背の高い「軽ハイトワゴン」の元祖モデルで、あらゆる面でバランス良く高い性能を持つオールマイティーなモデルです。
現行型は6代目で、「マイルドハイブリッド」の採用とボディの軽さによって燃費が「33.4km/ℓ」というクラス(ハイトワゴン)トップレベルの低燃費になっています。
それと、ボディが軽いので加速性能も良いです。
安全性も高く、緊急自動ブレーキは車両に対して時速が「100km/h」で歩行者は「60km/h」まで対応しています。
あとは、ライトのハイビームとロービームを自動で切れ替えてくれる「ハイビームアシスト機能」や踏み間違いを防止する「誤発進抑制機能」も設定されています。
(誤発進抑制機能は前方のみとなります)
後席は、左右独立式でスライドできるのと、荷室側からも簡単に折りたためるのでシートアレンジがしやすいです。
(ワンタッチで折りたためて、ほとんどフラットな状態になります)
車内が広い軽ハイトワゴンの中では価格が割安なのでコストパフォーマンスも良いです。
デメリットとしては、サイド&カーテンエアバッグが最上級モデルにしか付いていないことです。
安全性の高い人気モデルなので、全グレードに装備して欲しいです。
第5位「日産 デイズ」
上質で広い室内が魅力のデイズ。
三菱と共同開発されたモデルで「三菱 eKワゴン」とは兄弟車です。
価格と燃費
価格:115万7760~164万1600円
燃費:21.8~25.8km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
G(FF・CVT):132万3000円
値引き額
7万~15万円
メリットとデメリット
デイズの一番の魅力は座り心地が良く広い居住空間です。
後席も足下が広いので大人4名でもゆったりと座ることができます。
あとは、安全面では歩行者を検知する緊急自動ブレーキが装備されています。
他にも、踏み間違い防止アシストも歩行者に対応しています。
それと、「ハイウェイスター」には全車「アラウンドビューモニター」を搭載してあります。
デメリットとしては後席のシートが左右一体型なので、シートアレンジの幅が狭く実用性はあまり高くないです。
燃費も軽自動車の中では、あまり良くないです。
他には、斜め後ろの視界が少し見づらいです。
第4位「ダイハツ タント」
軽ハイトワゴンのパイオニア的存在のタント。
助手席側のドアが大きく開かれて、運転しやすく、ミニバン並みの実用性があるモデルです。
価格と燃費
価格:122万400~187万3800円
燃費:24.6~28.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
X VS SAⅢ(FF・CVT):148万5000円
値引き額
6万~14万円
メリットとデメリット
助手席のドアが1490mmも開くミラクルオープンドアを採用しています。
ミラクルオープンドアでセンターピラー(ドアとドアの間の柱)が無いので横から自転車を積むことができます。
そして、眠ってしまった子供を抱えながらチャイルドシートに乗せることもできるほど開口幅が広い便利なドアです。
安全性では、レーザーレーダーとカメラによる自動ブレーキシステムを搭載してあり安全性能が高いです。
あとは、荷室の広さはそれほど広くはないですが、シートアレンジをすることで大きな荷物も積めるようになります。
(後席を使える状態のまま荷室の幅をシートアレンジで拡大できるので便利です)
ただ、後席を格納すると少しだけですが荷室に段差ができます。
デメリットとしては、後席のシートクッションが薄くて座り心地が硬い印象です。
他には、運転はしやすいですが走行性能自体はあまり高くないです。
(ノーマルエンジンはボディが重く駆動力で力不足を感じることがありますが、ターボ車であれば物足りなさを感じることはないです。)
あとは、サイド&カーテンエアバッグをオプションで付けられるのは上級グレードだけです。
第3位「ダイハツ ムーヴ」
高い走行性能が魅力のムーヴ。
乗り心地の良さや運転する楽しさなど「走ること」に対してこだわって作られているモデルです。
価格と燃費
価格:111万2400~174万9600円
燃費:25.6~31.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
XリミテッドSAⅢ(FF・CVT):128万5200円
値引き額
6万~15万円
メリットとデメリット
ムーヴは、背の高いハイトワゴンで車内が広いモデルです。
通常、背の高いハイトワゴンはカーブや高速道路の風などで大きな揺れを感じやすいですが、スタビライザー(揺れを減少させる装置)を前後に配置することで揺れを抑えています。
足回りの強化やボディの軽量化などによって基本的な走行性能を向上させることで優れた走行安定性を実現しています。
(車内の静粛性も高いです)
そして比較的、低価格、低燃費で安全性も高く収納設備も豊富なので実用性にも優れています。
デメリットとしては、ノーマルエンジンの場合は登り坂などで力不足を感じる場合があります。
(動力性能に不安を感じる場合は、ターボ車を選んだ方が良いです)
第2位「スズキ スペーシア」
先進技術がつめこんであり日常使いに最適なハイトワゴンのスペーシア。
室内空間が広く、両側がスライドドアになっていて安全装備も充実しています。
安全性にこだわる子育て中のユーザーにおすすめの車です。
価格と燃費
価格:133万3800~190万8360円
燃費:24.0~30.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
ハイブリッドX(FF・CVT):146万8800円
値引き額
6万~14万円
メリットとデメリット
全高が1700mmを超える背の高い軽自動車の中ではボディがかなり軽く燃費が良いです。
安全性では、カメラを使う自動ブレーキシステムが時速100Kmまで対応しています。
他にも歩行者探知機能、車線逸脱警告など軽自動車の中では高い水準の安全性能を持っています。
スペーシアは収納設備にも優れていてダッシュボードのグループボックスはティッシュがすっぽり収まるくらい大きいです。
ダッシュボードの上にはアッパーボックスが装備されていて、センターコンソールにも収納ボックスがあります。
それと、シートの表皮は撥水加工(はっすいかこう)がされていて、飲み物をこぼしても簡単にふき取ることができます。
後席は広いだけでなくリクライニング機能もついているので少し倒せばリラックスして座ることもできます。
荷室は、後席を片方だけスライドして動かすことができるので人が乗っていても大きい荷物を積むことができます。
(後席は左右独立式のスライドシートになっています)
ハイトワゴンで背も高いので自転車を楽に積み込むこともできます。
デメリットとしては、コストの低減によって乗り心地が少し硬く感じることがあります。
それと、スライドドアの開口幅はNボックスやタントに比べると少し狭くなっています。
あとは、シートアレンジでベルトを引っ張りながらシートを持ち上げるのは少し重たく感じます。
第1位「ホンダ N-BOX(ボックス)」
軽自動車でトップレベルに広い車内と使い勝手の良さが魅力のNボックス。
高い安全性能を持っていて、装備も充実している万能車です。
価格と燃費
価格:138万5640~208万80円
燃費:23.0~27.0km/ℓ(JC08モード)
ボディサイズ
おすすめグレードと価格
G・Lホンダセンシング(FF・CVT):149万9040円
値引き額
6万~14万円
メリットとデメリット
Nボックスは国内で最も人気のある軽自動車です。
最大の特徴は、軽自動車の中で最大級の室内の広さを持っていることです。
そして、フルモデルチェンジによって、優れた安全性能を持つ「ホンダセンシング」を全車に標準装備しています。
ホンダセンシングの主な機能は・・・
「衝突被害軽減ブレーキ」
「誤発進抑制機能」
「標識認識機能」
「車線維持支援システム」
「路外逸脱抑制機能」
「オートハイビーム」
「クルーズコントロール」
などで、軽自動車に限らず他のジャンルのモデルと比べても高い安全性能になっています。
(軽自動車では唯一、自動で制御してくれるクルーズコントロールを設定しているので長距離運転の移動もしやすくなっています)
あとは、助手席に「57cm」のロングスライド機能を設定しています。
(後席にも19cmのスライド機能が搭載されています)
他にはヘッドライトやテールライトをLEDに変更しています。
そして、エンジンルームをコンパクトにして、テールゲートを薄くすることでさらに室内が広くなっています。
(ベビーカーも折りたたまずに積めるので便利です)
あとは、荷室の床が低いので荷物が積みやすいです。
(床は軽ハイトワゴンで最も低いです)
走行面では、スタビライザーを標準装備しているので安定した走行ができます。
他には、以前はボディが重くノーマルエンジンは動力性能にチカラ不足を感じることがありましたが、VTECの採用によって物足りなさを感じることは少なくなっています。
あとは、助手席側の前方と後方の死角を映し出す「ピタ駐ミラー」が標準装備で付いているので駐車や安全確認がしやすくなっています。
それと、すべての窓で紫外線と赤外線を99%カットする「360° スーパーUV・IRカットガラス」を採用しています。
デメリットとしては、性能自体は高く装備も充実していますが軽自動車としては価格が少し割高になっています。
さいごに
軽自動車人気はかなり高く、新車の販売台数の40%が軽自動車となっています。
そして、軽自動車は一昔前と違って全高が1700mmを超える「ハイトワゴン」や雪道でも走りやすい「軽SUV」など様々なジャンルの車種が登場して選べる幅が広がってきています。
あとは、安全装備もかなり充実してきています。
燃費や車両価格の「安さ」だけでなく、実用性や安全性で選ぶユーザーも増えてきています。
軽自動車というジャンルの中にも様々なタイプのモデルがあるので、じっくりと探してみてください。
きっと、あなたが心から満足できる車種が見つかるはずです。