コンパクトカーとは?
コンパクトカーは小型車の中で一番サイズが小さい車のことです。
5ナンバーで、車の長さ(全長)を4m前後に抑えてあるモデルが中心となっています。
排気量が約1000cc~1500ccなので軽自動車のように上り坂で力不足を感じたりするようなことはあまりないです。
ボディが小さいので小回りがきいて街中でも運転しやすいことも魅力の一つです。
最近では車内の広いコンパクトカーが増えてきているのでファミリカーとしても人気があります。
第10位「日産 リーフ」
国内最先端の技術が搭載されている電気自動車「リーフ」
価格と燃費
「価格」
3,150,360~4,032,720円
「燃費」
400km(一般充電走行距離)
「おススメグレードと価格」
X:3,513,240円(FF)
主要諸元
「全長」
4480mm
「全幅」
1790mm
「全高」
1540mm
「総電力量」
40kWh
リーフのメリットとデメリット
リーフは、ガソリンを使用せず電動モーターのみで駆動する電気自動車です。
そして、一回の充電で400kmもの距離を走行することができます。
急速充電の場合だと残量ゼロの状態から約40分で80%の充電が可能となっています。
あとは、日産の先進技術が搭載されていて高速道路の運転を自動運転(運転支援)してくれる「プロパイロット」や自動で駐車してくれる「プロパイロットパーキング」、アクセルペダルだけで加減速できる「e-Pedal」などを採用しています。
安全装備もコンパクトカーの中でトップクラスの装備を搭載しています。
ただ、ボディサイズがコンパクトカーの中で比較的大きい割に荷室が狭く、後席を倒した場合に段差ができてしまうので実用性はあまり高くないです。
第9位「スズキ ソリオ」
居住性と実用性に優れていて運転のしやすい「ソリオ」
価格と燃費
「価格」
ハイブリッド車:1,703,000~2,231,280円
ガソリン車:1,459,080~1,671,840円
「燃費」
ハイブリッド車:23.8~32.0km/ℓ
ガソリン車:22.0~24.8km/ℓ
「おススメグレードと価格」
ハイブリッドMX : 1,703,160円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3710mm
「全幅」
1625mm
「全高」
1745mm
「総排気量」
1242cc
ソリオのメリットとデメリット
クルマの長さや幅はコンパクトカーの中でも小さめですが背の高さ(全高)は1745mmもあってミニバン並みの高さを持っています。
(全長と全幅の長さを抑えて、全高を高くすることで居住空間を広くしています)
後席は頭上だけでなく足元も広いので快適な乗車ができます。
それと、後席の背もたれを倒すとフラットになって広い荷室になります。
他には、両サイドがスライドドアになっているので乗り降りがしやすいです。
あとは、ボディが小さくアイポイントが高いので運転がしやすいです。
安全装備もオプション設定ですが安全性が高いです。
デメリットとしては、座り心地があまりよくないです。
それと、重心が高いのでカーブでの傾きが大きいのと乗り心地が少し硬めになっています。
第8位「トヨタ パッソ」
コンパクトカーでありながら軽自動車並みの低価格と低燃費でコストパフォーマンスに優れている「パッソ」
価格と燃費
「価格」
1,150,200~1,830,600円
「燃費」
24.4~28.0km/ℓ
「おススメグレードと価格」
X”LパッケージS “: 1,317,600円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3650mm
「全幅」
1665mm
「全高」
1525mm
「総排気量」
996cc
パッソのメリットとデメリット
価格が120万円以下で燃費は28.0km/ℓなのでコンパクトカーの中でも特にお財布に優しいクルマです。
燃費性能は軽自動車やハイブリッド車を除くと最高水準の数値となっています。
そして、全長が3700mm以下なので小回りがきいて視界も良いので運転がしやすいです。
それと、価格を抑えてあるのに緊急自動ブレーキが装備されていて安心できます。
デメリットとしては後席や荷室が狭いです。
(後席は窮屈というほどではないですが足下が少し狭く感じます)
あとは、インパネなどの質感が低くシンプルというよりは地味な造りになっています。
それと乗り心地があまり良くないです。
第7位「マツダ デミオ」
走りとデザインを楽しみたい人の為のコンパクトカー「デミオ」
価格と燃費
「価格」
1,393,200~2,278,800円
「燃費」
17.2~30.0km/ℓ
「おススメグレードと価格」
XDツーリング : 2,014,200円(FF・AT)
主要諸元
「全長」
4060mm
「全幅」
1695mm
「全高」
1525mm
「総排気量」
1498cc
デミオのメリットとデメリット
デミオはコンパクトカーですが居住性や積載性よりも走行性を重要視しているスポーツモデルです。
1500ccのディーゼルは2500ccのガソリンエンジン並みの動力性能で、優れたハンドリング性能や高い走行安定性を持っています。
(操舵感の正確性が高いので運転が楽しくなります)
それと、内外装のデザイン性も良く、特に内装の質感が高いです。
ただ、前席は座り心地が良く快適なのですが、後席は狭いので窮屈に感じます。
安全面では、低速用の緊急自動ブレーキが全車に標準装備されています。
(高速用はオプション設定になっています)
デメリットとしては、居住空間や荷室が広くはないのでファミリカーには向かないです。
あとは斜め後ろの視界が少し見づらいです。
第6位「トヨタ タンク」
実用性が高く運転しやすい「タンク」
価格と燃費
「価格」
1,463,400~2,008,800円
「燃費」
21.8~24.6km/ℓ
「おススメグレードと価格」
X”S “: 1,528,200円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3700mm
「全幅」
1670mm
「全高」
1735mm
「総排気量」
996cc
タンクのメリットとデメリット
パッソと同じプラットフォームを使用していて、背を高くすることで居住性や積載性を高めたモデルです。
運転席のアイポイントが高いので、視界が良く運転しやすいです。
そして、両側にスライドドアを設定したり、多彩なシートアレンジができるので使い勝手がいいです。
さらに収納設備が豊富で、荷室の積載性にも優れているので実用性が高いです。
後席を畳んで、荷室の床を反転させると汚れを防止する素材のシートになります。
デメリットとしては、ノーマルエンジンは少し動力性能に物足りなさを感じます。
(1000ccのターボ車とノーマルエンジンがラインナップされています)
あとは、後席の乗り心地があまり良くないです。
第5位「トヨタ ルーミー」
背の高いコンパクトカーで実用性が高い「ルーミー」
価格と燃費
「価格」
1,463,400~2,008,800円
「燃費」
21.8~24.6km/ℓ
「おススメグレードと価格」
X”S “: 1,528,200円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3700mm
「全幅」
1670mm
「全高」
1735mm
「総排気量」
996cc
ルーミーのメリットとデメリット
ルーミーとタンクは、外観のフロントマスクが違うだけで基本的には同じ車です。
全長と全幅の大きさを抑えて、背を高くしてあるので居住空間は広くしてあります。
最小回転半径が「4.6m」なので、小回りがきいて運転しやすいです。
そして、シートアレンジが多彩で積載性にも優れているので実用性が高いです。
(荷室側から後席のシートアレンジができます)
デメリットとしては、ノーマルエンジンは動力性能に物足りなさを感じます。
あとは、乗り心地があまり良くないです。
第4位「トヨタ ヴィッツ」
ボディの軽さによって動力性能と燃費性能が優れている「ヴィッツ」
価格と燃費
「価格」
ハイブリッド車:1,819,800~2,318,760円
ガソリン車:1,181,520~2,292,840円
「燃費」
ハイブリッド車:34.4km/ℓ
ガソリン車:17.2~25.0km/ℓ
「おススメグレードと価格」
1.3F : 1,481,760円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3945mm
「全幅」
1695mm
「全高」
1500mm
「総排気量」
1496cc
ヴィッツのメリットとデメリット
ヴィッツは突出した性能は無いですが、様々な機能がバランス良く高い水準にあるモデルです。
車両重量が軽いので加速感が良く燃費性能も高い数値となっています。
そして、全長が短くコンパクトサイズなので取り回しが良く街中でも運転をしやすいです。
あとは、重心が低いので安定した走行ができます。
他には、コンパクトカーの中では割安ですが安全装備で緊急自動ブレーキが搭載されています。
荷室の広さはコンパクトカーとしては平均的な広さとなっています。
デメリットとしては後席の足元が同クラスの人気車(フィットなど)と比べると少し狭く感じることです。
それと斜め後ろの視界があまり良くないです。
第3位「ホンダ フィット」
居住性に優れていて実用性が高くて知名度の高い人気車「フィット」
価格と燃費
「価格」
ハイブリッド車:1,699,920~2,419,200円
ガソリン車:1,428,840~2,084,400円
「燃費」
ハイブリッド車:28.6~37.2km/ℓ
ガソリン車:19.2~24.6km/ℓ
「おススメグレードと価格」
13G・Lホンダセンシング : 1,653,480円(FF・CVT)
主要諸元
「全長」
3990mm
「全幅」
1695mm
「全高」
1525mm
「総排気量」
1496cc
フィットのメリットとデメリット
マイナーチェンジによって、エンジンやボディの剛性、足回り、静粛性などが変更されています。
安全面では先進の安全技術「ホンダセンシング」が装備されています。
フィットの大きな特徴は、燃料タンクを前席の下に搭載することによって車内を広くしてあることです。
車内の空間を広くすることで後席にも余裕ができ大人4名が快適に乗れる居住空間を実現しています。
コンパクトカーながら荷室も広めなのでファミリーカーとしても使いやすいです。
あとは全高を1525mmと低めにしてあるので立体駐車場も利用できて買い物にも行きやすいです。
一部が改良されてセキュリティアラームが標準装備されるようになっています。
デメリットとしては斜め後ろの視界が悪いので駐車がしにくい場合があります。
あとは燃費向上のために転がり抵抗を抑えたタイヤを使っているのと、足回りのコスト低減によって乗り心地が硬めになっています。
第2位「トヨタ アクア」
コンパクトカーで最も燃費性能に優れている「アクア」
価格と燃費
「価格」
1,785,240~2,527,200円
「燃費」
34.4~38.0km/ℓ
「おススメグレードと価格」
S : 1,886,760円(FF・電気式無段変速)
主要諸元
「全長」
4050mm
「全幅」
1695mm
「全高」
1445mm
「総排気量」
1496cc
アクアのメリットとデメリット
アクアはハイブリッド専用のコンパクトカーです。
燃費性能は、コンパクトカーで最も低燃費な「38.0km/ℓ」となっています。
そして、軽量で空気抵抗の少ないボディなので、燃費性能だけでなく動力性能にも優れています。
デメリットとしては、車内と荷室が狭いです。
燃費性能や安全性、運転のしやすさなどが大きな魅力となっているモデルですが、ファミリーカーとして使う場合には居住性や実用性をしっかりと確認するようにしてください。
第1位「日産 ノート」
居住性、安全性、運転のしやすさなどバランスよく機能が充実している「ノート」
価格と燃費
「価格」
ハイブリッド車:1,901,880~2,671,920円
ガソリン車:1,421,280~2,328,480円
「燃費」
ハイブリッド車:28.8~37.2km/ℓ
ガソリン車:18.2~26.2km/ℓ
「おススメグレードと価格」
e-POWER X: 2,021,760円
主要諸元
「全長」
4100mm
「全幅」
1695mm
「全高」
1520mm
「総排気量」
1198cc
ノートのメリットとデメリット
外観が直線的なので視界が広く四隅も見やすいので運転がしやすいです。
単眼カメラを使用した衝突回避の支援機能がある安全装備がついていています。
(時速80キロ以下で緊急ブレーキが作動します)
立体駐車場に入れる高さに抑えてありながら、ホイールベースが2600mmと長く後席が広いので快適な居住空間となっています。
そして、従来のEV(電気自動車)ともハイブリッドとも違う新しいパワートレーン「e-POWER」がラインナップされています。
「e-POWER」はエンジンが発電機を回して電気を作り、タイヤは100%モーター駆動で走ります。
エンジンに発電機が付いた電気自動車で充電の必要が無いです。
そして、モーター駆動は力強い走り(加速)をしてくれます。
あとは、ブレーキを使わなくてもアクセルだけで加速と減速ができる「ワンペダルドライブ」ができるのも大きな魅力となっています。
(渋滞やカーブの多い場所での走行が楽になります)
それと、37.2km/ℓとコンパクトカーの中で優れた燃費性能になっています。
あとは、以前デメリットに感じていた内装の質感の低さが改善されています。
デメリットとしては、荷室の容量が小さく感じます。
それと乗り心地が硬めになっているのとノーマルエンジンだと上り坂などで動力不足を感じる場合があります。
さいごに
コンパクトカーの人気モデルは「居住性」と「安全性」の高いモデルが多いです。
そして、コンパクトカーの魅力は軽自動車ほどではないですが低価格で燃費性能に優れていることです。
軽自動車に比べて約2倍の排気量があるのでその分実用回転域の駆動力に余裕がありパワー不足を感じにくいです。
よく軽自動車とコンパクトカーは維持費で比べられることが多いですが維持費の面では軽自動車の方がお得になっています。
ただ、高い居住性と安全性、そして駆動力で選ぶならコンパクトカーの方が良いです。
コンパクトカーの中にも様々なモデルがあるので、あなたの用途に合ったクルマを選ぶようにしてみてください。