SUVとは?意外と知らないSUVの基本って何?

SUVの名前の意味とは?

SUVの名前は「Sport Utility Vehicle」の頭文字をとってSUVと略しています。

  • Sport=スポーツ
  • Utility=万能
  • Vehicle=車両
  • 日本語に訳すと「多目的(万能)スポーツ車」になります。

    SUVは、スポーツ性に優れていて様々な目的に使える万能車という意味なのです。

    SUVの人気が高まってきている理由とは?

    数年前まで「SUV」は

  • 「ボディが大きすぎて運転しづらいし、立体駐車場に入れない」
  • 「車体が重く走りが鈍重」
  • 「燃費が悪い」
  • などなど、デメリットな部分が目立っていて、あまり人気がありませんでした。

    SUVを選ぶ人はエクステリアが好きか、オフロードの走りに魅力を感じることくらいだったのです。

    でも、最近では変わってきてSUVの

  • 「実用性や居住性の高さ」
  • 「コンパクトサイズSUVの運転しやすさ」
  • 「クロスオーバーSUVの魅力」
  • などによってSUVの使い勝手の良さや乗用車感覚で乗れることに魅力を感じ始めたのが人気の高まってきている理由です。

    ※コンパクトサイズでなくても運転していて、あまり大きさを感じさせないSUVは多いです。

    SUVで人気のクロスオーバーて何?

    「クロスオーバー」というのは、違う分野のものを組み合わせて新しいものを作り出すという意味です。

    SUVの場合だと他のジャンルの車の良い部分を融合させて新しいタイプの車を作り出すことを言います。

    例えば以前は、SUVというと立体駐車場に入らないのがあたり前だったのですが、今ではコンパクトボディとSUVをクロスオーバーさせたものがあって立体駐車場に入るSUVがあります。

    「スバルXV」や「CX-3」「BMW X1」「プジョー2008」などは全高が1550mm以下なのでギリギリ立体駐車場に入るようになっているのです。

    他にも「ミニ」と「オフロードの走破性」を組み合わせたミニクロスオーバーなど様々なクロスオーバー車があります。

    SUVのボディサイズは3種類?

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    SUVのボディサイズは大きく分けると「Sサイズ」「Mサイズ」「Lサイズ」に3種類に分かれます。

    「SサイズSUVの特徴」

    一番小さいコンパクトサイズSUV。

    1.5ℓが主流で、運転しやすく車体価格が割安なのが特徴。

    燃費が良い。

    デメリットとして荷室が狭い車両が多い。

    【主なSサイズSUV】

    ・ハスラー

    ・ジューク

    ・ヴェゼル

    ・ジムニー

    ・CX-3

    ・RVR

    「MサイズSUVの特徴」

    ミドルサイズは車種数が豊富で価格帯が広い。

    (4WDモデルで約200~500万円)

    ファミリーカーとして使いやすい車種が多い。

    デメリットとしては、ボディがワイドなので運転感覚に注意が必要。

    【主なMサイズSUV】

    ・ハリアー

    ・エクストレイル

    ・CR-V

    ・フォレスター

    ・アウトランダー

    ・CX-5

    「LサイズSUVの特徴」

    ミドルサイズに比べると車種数が少ない。

    内外装が上質で機能が充実している。

    車両価格が高く、燃費が悪い。

    大きいので日本では運転しにくい。

    【主なLサイズSUV】

    ・ランドクルーザー

    ・FJクルーザー

    ・ムラーノ

    ・パジェロ

    SUVにオンロード車とオフロード車があるの?

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    SUVはオンロード派(シティ派)とオフロード派があります。

    オンロード派SUVのプラットフォームや4WDのシステムはセダンと同じように悪路ではなく舗装路の乗り心地を重視しています。

    オフロード派SUVは、専用のプラットフォームと足回りを備えていて、悪路を走行する為の副変速機を内蔵してある場合が多いです。

    オフロード派SUVは舗装路の乗り心地がオンロード派SUVほど良くないですが、デコボコした激しい悪路を走行することができます。

    SUVの車種数はオンロード派(シティ派)の方がオフロード派より多いです。

    そして、オンロード派(シティ派)のSUVは4WDだけでなく2WDを設定してある車種があります。

    雪道や悪路を走行することがないなら2WDの方が価格が安いし、車両が軽くなるので燃費も良くなります。

    街乗りがメインなら2WDを選んでみるのも良いと思います。

    SUVのパワーユニットのメリットとデメリットとは?

    SUVのエンジンは「ガソリンNA」「ガソリンターボ」「ハイブリッド」「ディーゼル」の4タイプに分かれます。

    そして、それぞれにメリットとデメリットがあります。

    「ガソリンNA」

    スタンダードなエンジンで、SUVエンジンの大半は「ガソリンNA」です。

    メリットとしては特別なメカニズムをしていないのでコストが安いです。

    それと扱いやすいので、運転しやすいです。

    デメリットは、減税対象外になりやすい。

    「ガソリンターボ」

    メリットはガソリンNAに比べて動力性能に優れている。

    (最大トルクを150~200%に増強できる)

    そして、必要なときだけターボを使用することができるので通常走行での燃費はあまり悪化しない。

    ただ、高出力が発揮されると燃費は悪くなります。

    「ハイブリッド」

    エンジンとモーター駆動を状況に応じて使い分けることができるハイブリッド。

    減速している時にモーターが発電して、駆動用の電池に充電することができるのでエンジンを止めても走行できる場面が多いです。

    メリットは何といっても「燃費の良さ」です。

    デメリットは価格が高いことです。

    普段、あまり車に乗らない人だと車両価格の高い価格差を燃費の良さだけでは、回収できない場合があります。

    「ディーゼル」

    低回転で高いパワーを発揮することができる。

    メリットは、日本だと軽油が安いのでハイブリッド並みに燃料費を抑えることができる。

    デメリットとしては、ガソリン車に比べてエンジンの音がうるさいです。

    車内にいると、あまり振動やノイズなどの音を感じませんが、外からだと結構音が大きいです。

    さいごに

    SUVには、色々なタイプのものがあります。

    ハイレベルな悪路でも問題なく走れるタイプ。

    市街地走行の走りやすさに特化したシティSUVタイプ。

    使い勝手が良くて、立体駐車場でも入ることができるコンパクトタイプ。

    豪華な内外装の上質SUVタイプ。

    などなど個性的な車両が多いです。

    中には、カッコ良さを重視して側面や後方の視界が悪い車両もあります。

    SUVを選ぶときには、様々な機能をチェックして、お気に入りの1台を探してみてください。

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