BMWのi8とは?
「新世紀スポーツカー」とか「次世代スポーツカー」と言われるBMW初のプラグイン・ハイブリッド車「BMW i8」
トムクルーズが主演するスパイ映画「ミッション:インポッシブル4」を見て、BMW i8の存在を知った人も多いと思います。
近未来的な外観デザインとコクピットだけでなく、環境性能や動力性能も追及された本格的なハイブリッドスポーツカーです。
スポーツタイプのハイブリッド車は珍しくないけれど、エンジンが「1.5ℓの直3」で、「駆動輪をモーターと分担する電気式4WD」となるとかなり革新的な車になります。
フロント(前輪駆動)が131ps/25.5kgmのモーターで、リア(後輪駆動)には1.5ℓ 3気筒のツインパワーターボ(231ps/32.6kgm)を積んであります。
モーターの前輪駆動だけでも最高速度が120km/hで最長35km走ります。
ちょっと近くに買い物に行くとか、会社の通勤ならモーターだけでも十分走れますね。
そして、エンジンでの後輪駆動も可能で充電と燃料の両方を満タン状態にした場合の燃費は40Km/ℓで最大航続距離は驚きの500km以上です。
(エンジンでの燃費はJC08モードで19.4 km/ℓです)
そして、最高速度は「250km/h」にもなります。
加速も0-100Km/h = 4.5秒で十分速いです。
デザインだけでなく、すべてにおいて今までにない新しいスポーツカーなのです。
BMW i8のスペックとは?
(2人乗りのように見えますが、4人乗りです)
直列3気筒DOHCターボチャージャー+電気モーター
231ps/5800rpm+131ps/3800rpm
32.6kgm/3700rpm+25.5kgm/0~3700rpm
気になるBMW i8の価格は?
BMW i8の価格は1966万円です。
次世代ハイブリッドスポーツカーだけあって価格は約2000万円となっています。
BMW i8のデメリットとは?
現代の自動車技術の最先端ともいえるBMW i8ですが、デメリットもあります。
シザードア(前方跳ね上げ式ドア)で車幅が2m近くもあるので、狭い駐車場だと乗り降りがかなり大変になる場合があります。
駐車場に停めて出かけている間に、運転席側に近づけて他の車を停められると、自分の車に入るスペースがなくなる可能性があるのです。
ハッチ部分からは構造的に入れないので駐車スペースには注意した方がいいです。
あとは、乗り心地は静かなのですが、少し硬さがあります。
さいごに
これまでの大きなエンジンで迫力のある走りをするスポーツカーと違い、小さなエンジンで環境にも優しいスポーツカーです。
ハイブリッドなので、充電切れの心配もないし、最大航続距離が500kmもあるので、たいていの場所なら給油なしでドライブできます。
500kmていうと高速道路でだいたい5時間くらい走行できて、東京からなら大阪くらいまで行ける距離です。
高価だけど、燃費をあまり気にせず走りを楽しむことができるスポーツカーです。
BMW i8を購入できる環境にあるなら所有してみたい一台ですね。