保険に入っている人のほとんどが生涯に1千万円以上払っているってホント?
ホントです。
保険は家を買う次に高額な買い物だと言われています。
平成24年度の1世帯当たりの生命保険の年間の支払い料金が平均で「41.6万円」(生命保険文化センター調べ)となっています。
これを30年間支払うとすると、なんと・・・
1248万円
1世帯で支払う金額が1千万円を越えてしまうのです。
そんな高額な買い物をするのに、ほとんどの人は、セールスレディーやライフプランナーに勧められるままに保険に入る場合が多いです。
そして、インターネットの中にも様々な保険に関する情報があふれています。
でも、実際にはしっかりとした信用性の高い情報でなかったり、専門用語が多すぎて分かりずらいのが現状です。
これから、生命保険の基礎知識をご紹介させていただきますので、あなたがより良い保険を選ぶための参考にしてみてください。
保険の種類ってどんなのがあるの?
普通に暮らしていると、あまり感じませんが日常生活は常に危険と隣合わせな状態です。
「病気」「ケガ」「事故」「災害」「逝去」といった様々なことが誰にでも起きる可能性があります。
そんな万が一の為に備える保険ですが、保険の種類は大きく分けると2つに分けられます。
それは・・・
「生命保険」と「損害保険」です。
生命保険は「病気」や「ケガ」「逝去」に備える保険です。
そして、損害保険は、「自動車事故」や「火事、地震」といったリスクに備える保険のことを言います。
生命保険って4種類もあるの?
保険には「生命保険」と「損害保険」の2種類があって、さらに生命保険の中で4種類に分かれています。
(ちょっと、こんがらがってきますよね)
生命保険の4つの種類は・・・
「定期保険」
「終身保険」
「養老保険」
「収入保障保険」
です。
これから上記4種類をご説明させていただきます。
定期保険とは?
一定期間の間、保障が続く保険のことです。
一定期間だから「定期保険」なのです。
定期保険は保険の契約期間(保障期間)が決まっていて、期間が終了する満期になると10年更新、20年更新と保険を見直したりします。
定期保険は保険に入ってから満期を迎えるまでの間に亡くなった場合は、保険金を受け取れますが保障が終了します。
定期保険のメリットは、割安の保険料で大きな保障を受けられることです。
ただ、基本的には掛け捨て(何も起きなかった場合に保険金は帰ってこないこと)になります。
終身保険とは?
終身保険は、「終身(しゅうしん)」といって身が終わる(亡くなる)日まで保障が続く保険のことです。
いつ亡くなっても保険金を受け取ることができて、保険金を受け取った時点で保障が終了します。
終身保険には、途中で解約した場合に「解約払戻金(かいやくはらいもどしきん)」というものがあって、その解約払戻金を老後の生活費にあてる人もいます。
終身保険は定期保険と違って一生涯続く保険なのです。
葬儀やお墓の準備費用として加入するケースが多いです。
養老保険とは?
養老保険(ようろうほけん)というのは、保障だけでなく「貯蓄」ができる保険のことです。
どういうことかといいますと・・・
亡くなった時に保険金を受け取ると保障が終了するパターンと、満期まで生存していた場合に満期保険金を受け取って保障が終了する2つのパターンがある保険なのです。
亡くなった場合に受け取る保障よりも、将来の為に貯蓄するといった目的のために加入する人が多いです。
収入保障保険とは?
収入保障保険(しゅうにゅうほしょうほけん)は、年金を受け取るような「収入を保証してくれる保険」です。
どういうことかといいますと・・・
定期保険と同じように、保障期間が決まっているのですが、違うのは年金のように分割で保険金を受け取れることです。
なので、保険金を受け取る時期によって保険金の総額が変わってきます。
そして、もし満期の前に亡くなった場合には、一定の期間だけ保険金を受け取ることができる「保証期間」があります。
生命保険で備える3つのリスクとは?
①「亡くなった場合の残された家族への生活に備える」
家計を支えていた人が亡くなると、残された家族は生活ができなくなってしまいます。
いざという時には、大きな保険金が出るので、遺族の生活以外に葬儀などにもあてることができます。
②「ケガや病気のリスクに備える」
健康保険でも公的な保障を受けることはできますが、がんなどの病気になると費用が足りない場合があります。
他にも長期入院の場合には経済的な負担が大きいので、医療保障のついた保険に加入しておくと安心です。
③「老後の生活での不安による貯蓄型保険での備え」
年金や貯金だけでは、老後が不安な世の中になってきています。
養老保険などのように貯蓄型の保険に加入しておくことで、老後の経済的不安を減らすことができます。
さいごに
保険は何も起きなければ、もったいない気がしますが、万が一の時には経済的にカバーしてくれるので安心できます。
そして、生命保険といっても、様々な形のものがあるので、あなたの家族状況や保険に入る目的に合わせて保険を選ぶようにしてください。